木皿泉、昨夜のカレー、明日のパン | 新時代思考記

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木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」(2013年)という文庫本を読み終えた。

2014年度の本屋大賞2位という感動作。私は、いつも本屋大賞というのを何も参考にしていないが、一応、日本文学における有名な賞であることは確かで、毎春にノミネートされる作品は一通り知るようには心掛けている。

でも、過去の受賞作を鑑みるに、本屋大賞受賞作には特別な意味はない、と思っている。

 

初めて木皿泉というペンネームの方の作品を読む。この著者が一風変わっていて、何と夫婦で作品を書いている。要するに木皿泉とは、2人であり、夫婦である。

 

この小説が意外なことに結構、面白かったのだ。

タイトルや文庫本の表紙の絵のみを見るに、かなり年齢の若い人向けと思いきや、実際に読んでみるとそうでもなく、お話も重厚に出来ていて展開もユニークで面白い。決して小学生向けなんかではない内容だった。

 

やけに面白いと思ったので、もう一冊、他作品を買った。

いつ読むかまだ分からないが、また読んだら感想をなるべく書こうと思っている。

全289ページ。