イギー・ポップ、THE IDIOT | 新時代思考記

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イギー・ポップ「THE IDIOT」(1977年)という作品。

取り分け、全体的に気持ちの沈んだ印象のあるイギー・ポップの傑作。

私はこのアルバムでは、イギー・ポップとデヴィッド・ボウイとの共作の「CHINA GIRL」という曲が特別に好きだ。他も捨て曲ナシの薄暗く重たい曲調が並ぶ。

 

世間の評価はどうかというと、決して高くはない。一度聴いたら必ず覚えてしまうような、これだけの特徴溢れるアルバムが、一体何故?

イメージがどうしても暗いから、という理由だろうか。しかし、そもそも芸術とは人の感情によるもの。譬えドス暗くても関係のないことは当然至極である。これからの時代では、人々の精神性が上がり、きっと高く評価されるだろう??

 

「THE IDIOT」とは「愚か者」という意味。或いは「馬鹿」でもいいのだろう。

飾り気のないストレートで、或る意味、斬新なタイトルと思えるので、音楽と同じくこちらに関しても素晴らしいと思う。

音もタイトルもジャケットも(?)、極めて芸術的!

全8曲収録。