ステレオフォニックス、良いツラの作家求む | 新時代思考記

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ステレオフォニックス「LIVE FROM DAKOTA」(2006年)というライヴアルバム。ステレオフォニックスは以前から割と好きだった。ロックの基本に忠実な音楽のような感じがする。今回も迫力ある演奏が楽しめた。2枚組で全21曲、90分くらいである。

 

 

読書は今、まだ途中ではあるが藤野可織さんの「爪と目」という作品を読んでいる。2013年の芥川賞受賞作品。

藤野さんは、読むのが初めての作家だ。新しい作家をこのところ探し始め、初めて読む作家を手当たり次第、探りながら読んでみている。

作家についての知識はYouTubeで知るくらいで、どの作家がいいのか正直あんまり分からない。あらゆる作家名をGoogle検索してみて、出てきたその実際の作家の「顔」も大いに参考にしている。決して「ルックス」という意味ではなく、ツラとして良いか悪いか、という極めて独断的な視点かもしれないが、そういう直観を私は信じている。有名無名関係なく、変な顔(ツラ)の作家も結構居るものである。

 

それで今回、良いと思われる作家をセレクトし、手当たり次第に読んでみて思ったのが、どれも結構、面白い作品ではないかと思った。

芥川賞、直木賞のいずれの受賞作家でもない、まだマイナーと言えるような作家も読んでみると、勝手に想像していたよりも面白いことがあるのだった。ツラ選びが功を奏したのか。

寧ろ、大きな文学賞などを受賞していない無名作家の方が、有名作家よりも優れている(?)、と思ってしまうこともしばしばであった。

 

確かにロックなどの音楽についても、グラミー賞受賞アーティストが必ずしも素晴らしい訳ではなく、無冠のアーティストの方が優れていることも多い気がする。

 

人間の好む傾向というものが、みんな一緒ではないからだとも言える。

 

これからも暫くは、この新しい作家を求む読書を続ける積もりだ。

 

世の中、何らかの受賞が漠然とした目標ではあっても、それが人生や芸術の全てではない、と改めて思った。