一枚の布から | ドレスセラピー協会のブログ

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こんにちは。
隔週金曜日担当の長谷川恵美です。

冬至もクリスマスも終わり
あとは新年を迎えるだけとなりました。

今月からNHKの趣味Do楽で
「にっぽんの布を楽しむ」という番組がはじまりました。

初回しか見れてないのですが、
日常に使う、または纏う布に込められた人々の思いが
年代や地域によりいろんなかたちであらわれているのだと感じます。

衣服はもともと1枚の布からできています。
それを思い出させてくれるのが
民俗衣装


「世界の民俗衣装ー装い家やの知恵をさぐる」
 著者 田中千代
 発行所 株式会社 平凡社


この本は初版1985年のもので
著者が1928年から1985年までの57年間に
世界中を旅してまわり収集した衣装の写真
そしてデザインやサイズ
纏い方などがかかれています。

民俗衣装のなかでも
カッティングや縫製装飾より
1枚の布の扱いをもとに
衣装の原点となる、まく、あな、わ、はく
の4つにカテゴライズしてとりあげてあるのが興味深いです。

服は 着る
布は 纏う

言葉の響きも違います。


半世紀以上も前に
通訳もアシスタントもいない冒険的収集の旅で、
見知らぬ土地の見知らぬ人達とでも
民俗衣装を通じていつの間にか心が通い合い仲間になったと書かれてます。
文化とは人々がだいじにしてきたもので、
心が通い合うツールでもあるのですね。











今年も残りわずか、みなさまお元気で
よいお年をお迎え下さい