こんにちは!

口頭馬術愛好家のフェリシアです♪

(やっぱりいつまでもこっぱずかしい

このハンドルネーム)

 

Insta に投稿したこちらの試合

 

 

 

3月にはさらに嬉しいことがありました音譜

 

非公認の試合でしたが

2日目に初日と比べて

大きく点数を伸ばした人馬がいたんです。ラブラブ

 

 

 

表彰式後に選手がおっしゃったのが

 

 

 

初日のジャッジペーパーを先生と研究して

練習、頑張りました!

 

乗っているときから

いままではとは 全然違う感覚 

 

これは絶対いい点がつく!って

ペーパーを見るまえから

わかりました。

 

何より嬉しかったのは

馬がとても楽しそう 

動いてくれたこと。

 

 

 

馬が楽しそう、生き生きしてるって

馬と接していて何よりも嬉しい

幸せなことですよね音譜

 

演技を拝見していても、本当に

お馬さんが自ら進んで演技しているような

馬場馬術の1つの理想を体現した演技でした。

 

 

良い点がついたのは

ご本人とお馬さんが頑張ったからであり

お馬さんの心身の状態がそうなるように

日頃先生やスタッフがケアして

トレーニングしてくれているから

ですが

 

そんな楽しさを感じるお手伝いを

ジャッジペーパーのコメントで出来たら

それが審判員としては一番の悦びです。

 

わたしは元がプロではなく

単純に愛好家なので

ジャッジボックスという特等席

一番良い席から

素敵な演技を拝見できるのが

嬉しい音譜

 

 

2、3年前にも非公認で序盤

ほとんど7が続いた人馬がいました。

後半お馬さんが物見を始めてしまったので

圧倒的1位にはならずに終わりましたが

その選手も

 

 

 

いままでとは 感覚が全然違った

成績を見るまえから

これは絶対いい点がつくと思った

 

乗っていて「これか!?」と

思いました!

 

 

って

同じようなことをおっしゃっていました。


A2課目 55% -> 59%

-> A3課目 55% -> 59%


順調に上達してのL課目非公認でのこと。

 

 

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子どものころバレエを習っていて

"感覚" って凄いな〜と思ったんですよね。

 

 

全然ダメ、まぁまぁ、少しいい

 

 

くらいだと

それほど感覚は変わらないんですけど

 

 

正しく出来ている

 

 

域になると、先生から褒められるまえに

自分の体感としてわかるんです。

 

 

これは正しいはず!

 

 

バレエって

いわば不自然な動作ばかりするものです。

 

代表的なのは足先を 180度外に開く。

 

人間の膝の関節は

屈伸運動をするための構造になっています。

 

多少捩れが生じてもすぐに故障しないように

遊びはあるけれど

捻った状態で長時間ジャンプを続けて

体重+重力をかけ続けると膝を痛めてしまう。

 

膝関節にとっては

屈伸が生体を正しく使えている運動で

捻りは正しくない運動

とするなら、

 

正しく身体を使えているかぎりは

心肺的な苦しさや

筋力負荷の苦しさはあっても

 

 

なぜか を感じる。

 

 

生命体が持っている機能、本能。

 

快 を通じて、健康に良い運動を促進し

不快 を通じて、健康を害する運動を抑制する。

 

 

 

収縮運動は本来

競技会で良い成績を取るためではなく

お馬さんの健康の維持のために必要なものです。

 

強い拳と脚の結果の ”短縮” ではなく

騎乗者とお馬さん自身の重心を

前肢より後肢で多く運ばせる Collection

の方は、ですけれど。 

 

 

人と同じで馬も前肢より後肢を動かす

筋肉群のほうが長く、太く、力がある。

 

だからお馬さんに乗って

身体を壊さずにいてもらうには

自然の状態では

前肢に多く乗っているお馬さんの体重を

乗り手の体重とともに

より多く後肢で運んでもらえるように

お馬さんの身体をトレーニングする必要がある。

 

人が背に乗るというのは自然な状態ではない

だからそれが身体(特に前肢)を壊す類の

”正しくない負荷” とはならないために

お馬さんの身体をトレーニングする。

 

トレーニングの負荷は苦しいです。

でも生体力学的に正しい負荷を

適切な量かけると 快 も感じる。


そして人間の筋トレと同じで

充分な筋力がついたあとは

以前苦しかったことが嘘のように

同じ運動を楽にこなせるようになる。


 

基本的にはそれは先生たちが

やってくれていることですが

バランス・イン・ムーブメントの

スザンヌさんは

人生初1鞍めの体験乗馬の人だろうと

競技を目指さないプレジャー乗馬だろうと

馬に乗るなら考えなければならないこと

 

とおっしゃっていました。

 

 

馬に乗りたくて

しかも、馬を健康に保ちたいなら

あなたの馬が強くなるよう

トレーニングする必要がある。

 

 

日本では競馬も含め

前肢を痛める馬が多い印象があります。

 

 

収縮運動も

後肢や仙腸関節に問題がある馬に

あまり多くやるのは

"正しい" とは言えないだろうし

収縮運動ばかりを続けるのも

正しいわけではない。

 

でも適切に実施することで

お馬さんの前肢の怪我を防ぐ効果もあります。

たとえ競技に興味のない人馬であっても。

 

 

それぞれのお馬さんや環境によって

ケースバイケースなのが

難しさではありますが

お馬さんの反応が快か不快か

注視することで

探っていきやすくなります。

 

 

先生がやってくれるから

自分が乗っているあいだ

お馬さんの体重が前肢にかかっても気にしない。

 

人の嗜好はそれぞれですし

クラブがそれを許すなら

何も問題はないのですが。。。

 

 

ジーンズとTシャツで

草原で駈歩をしたいだけだったわたしが

馬場馬術にハマったのは

 

 

お馬さんが楽しそうに動いてくれる

乗り手になりたい

 

運動がお馬さんのためにも

なっていると思いたい

 

 

から、でした。

 

審判員としては

その喜びを、より多くの人が体験できるよう

役立つコメントを書きたいな。

 

 

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もう1つ

お馬さんに罪悪感を感じずに乗るための心得。

 

 

わたしは自分がやりたいことを仕事にしましたが

それでも

仕事より馬に乗るほうがずっと好きです。てへぺろ

明日死ぬってわかってたら

今日は仕事するよりお馬さんと戯れていたい。

 

それでも仕事で

「あなたがいてくれなかったら

このプロジェクトは成立していませんでした」

って言われて

請求した金額より多く払われたときは

誇らしかったし

 

そこまで行かなくても

人に何かしたときに

嬉しそうに「ありがとう♪」って

言われたら

やってよかったかなと思ったりする。

 

だから

仕事なんてせず放牧だけされてたほうが

この馬は幸せなんじゃないか?なんて

拗ねる必要はないんじゃないかな〜って。

 

 

その代わり

先生に「愛撫〜」って言われたから

愛撫という動作をする、のではなく

 

 

乗せてくれてありがとう

楽しい時間を過ごせたよ

 

頑張ってくれたとき

すごくカッコよかったよ!

 

 

って。

気持ちがちゃんと伝わるように

所作だけにならないように

努めています。

 

人間関係と一緒で

気持ちが通じやすい馬と

そうでない馬はいるかもしれませんね。

 

 

以上、わたしが馬に乗ることに

罪悪感を感じなくなっていった方法の

ご紹介でした。