こんにちは!

口頭馬術愛好家のフェリシアです。

 

審判員2級のころまでは

こんなことを書いてるのがバレたら

業界追放かも? と思っていました。あせる

 

だんだん開き直って

過去の経歴も書くようになって

 

最近

あっれ? もしかして

審判の先輩の何人かには

バレている???

 

 

業界追放の危機に怯えつつ汗

 

 

アマチュアの方たちは

審判と話すのは気がひけるとおっしゃるし

自分もそうだったからよくわかるので

 

審判という役務の人間にも

もっと親しみを感じていただけたらと思って

インスタやブログを続けています。

 

 

審判と仲良くなっても

点数は盛ってもらえないですけど

 

より親身になったコメントがもらえたり

前回や去年と比べて、など

ペーパーには書かないことも

聞けるかもしれない。

 

前回あんなに良かったのに

今回はどーしてこうなっちゃったの?

なんてお話は、審判の側にとっても

見る目を磨くのに役立ちます。ウインク

 

大御所先生たちのところへ向かうのは

確かに足がすくむかも、ですが

アマチュア出身の新人にはぜひお気軽に♪

 

 

 

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今日は審判ではなく通訳について

 

 

本業で多国籍チームにいたこともあれば

海外チームの日本での仕事をサポートしたり

日本チームの海外での仕事をサポートしたり。

 

一般に

 

2つの言語を話せたら

通訳ができる

 

 

と思われることが多いですが

実はそんなことはまったくないんです。

 

 

本職の通訳さんで

一言発するたびに感動するくらい

訳が上手い人にそう伝えたら

泣きそうに喜んで

 

 

 

わたしたちを仕事に呼ぶ人たちは

そこをわかってくれないのよ〜えーん

 

 

と。

 

そして出来る通訳さんでも

技術系のことは訳したがらず

わたしを現場に見つけると

 

 

 

やった〜!

今日は技術通訳はしなくていいんだ!

 

 

 

と。

 

言語を話せても

知らないことを訳すのは

ほぼ不可能なんです。

 

 

それぞれの国民性によって

表現も変わります。

 

日本人は 100 怒っていても

20 表現してくれたら御の字で。

もしかたら5も表現されず

気づかずに地雷を踏んでいることもある。

 

フランス人は 40しか怒っていなくても

60 とか 80 怒っているような物言いをします。

 

最初はびっくりするのですが

慣れると周りにどう思われているか

気に病んで疲れるということがなくなり

とても楽になります。口笛

 

 

 

うっわ〜! 怒鳴りあいの大喧嘩!

この2人、明日から一生2度と

口聞かないんだろうな

 

と遠巻きに見ていたのに

翌朝その2人が

 

 

おっはよ〜!

(ほっぺに)chu!ドキドキ  chu!ラブラブ

 

 

とかね。びっくり

留学1年目は驚くことばかりでした。

 

 

学生のうちはいいですが、仕事で

 

日本人の本来 100の怒りを

言葉にされた 20 だけ訳し

フランス人の本来は 40の怒りを

言葉通り 80 に訳したら

瞬く間に大喧嘩勃発!

 

フランス人は腹の底まで表現しきるので

スッキリして後を引きませんが

日本人はそれ以前にも溜め込んでいますから

その後はもう修正不可能。

 

 

 

アメリカ西海岸の wonderful、amazing は

フランス人の not bad くらいのニュアンス。

 

ハワイ人の Perfect は

日本語なら

いいんじゃない? くらいのニュアンス。

 

 

感動する通訳さんはそのあたりの

国民性からくる表現の違いや

話している2人の立場の強弱、上下

言葉にされない本音の言いたいことまで

がっつり把握して

出来るだけ発された元の言葉を尊重して訳す。

 

 

スポーツ通訳で時折

訳しすぎる方もいますが

超一流になるとそこまではしない。

もう言葉の芸術、神業です。

スポーツ通訳の場合

結果的に成績が良ければ

訳の質はどーでも良いという

割り切りもありえる、のかも。

 

 

逆に

新聞やテレビが取材の際に

おそらく記者の後輩の

フランスに留学して

1年も経たないような学生さんを

通訳として使っただろう記事は

在仏日本人には「嘘書くなよ〜」と

呆れられます。実はかなり頻繁にあります。あせる

 

フランス社会や

フランス人の物の見方、考え方を知らずに

語学だけできても訳はできない。

 

 

これが冒頭の

通訳を雇う人はその質を理解しない問題。

 

 

 

医療通訳なんかもそうですね。

 

フランス語が話せるようになっても

自分より話せる人がどう訳すか

聞くのはとても勉強になるので

病院で通訳サービスを頼んで

 

 

ん〜、ちょっと痛い、かな?

 

 

彼女、全然大丈夫だって!

 

 

と訳されて。

 

たぶん無意識のうちに

「へ?」って顔を

わたしはしたんでしょうね。

 

 

次回予約のときに

先生から

 

「あなたフランス語わかるでしょう?

ゆっくり喋ってあげるし

必要ならキーワードは紙に書いてあげるから

お願いだから通訳なしで診察させて」

 


お医者さんたちは大学で

臨床では言葉に囚われすぎないよう

徹底的に教わるのだそうですね。

 

確かに

馬乗りとか昭和初期の男性とか

馬乗りとか(繰り返す!w)

すっごく痛くても大丈夫って言い張るタイプと

大して痛くなくても大騒ぎする人。

実際の痛みの程度がどれほどかは???

 

表情や身振り手振り

雑談のなかで性格、家族構成、生活状況

主義信条までできるだけ聞き出して

総合的に判断するのだとか。

※ 日本は初診にかける時間が少なすぎて

重大な疾病の兆候を見落としかねないという医師も。

 

 

外務省にも歴史的誤訳事件とされる件。

公表され研究されているのは2、3件でも

外部に出していないものはもっとあるとか。

 

 

なので、本業でもそれ以外でも

通訳を頼まれると

本職でなくても OK であればと

必ず確認していました。

 

 

 

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去年

関西圏の試合に呼んでいただけて

その後すぐに御殿場で試合。

 

あいまに都内まで帰ったら

疲れ果ててしまいそうだったので

琵琶湖に自費で一泊。

栗東に越した友人と 10年ぶりのランチ。

 

 

その1ヶ月後くらいに

彼女から LINE が来て

 

 

電話でいますぐ相談できる?

英語で馬場のレッスン通訳を

探してる人がいるんだけど。

 

 

と。

 

ベンジャミンクリニックのお話は

そんなやりとりから始まりました。

 

 

 

 

早くまた

お花の季節が来るといいな〜ラブラブ