こんにちは〜!

口頭馬術愛好家のフェリシアです。

 

 

関西圏にお住いの方たちは

今年はラッキーですね!

 

 

試合シーズン序盤にしてすでに

68% 以上 の成績を

出している人馬が複数。

 

 

 

1月から各所で競技を拝見していると

夏ころから緊迫してきます。

 

それが全日本で頂点になる。

 

3月ころの演技と

全日本の演技では

同一人馬でも

完成度が全く違います。

 

 

馬場の試合を

お手伝いさせていただけるようになって

シーズン序盤から全日本までの演技を

年間通して拝見して

最初の年に痛感しました。

 

 

あぁ

みなさん ここ に焦点を合わせて

1年やってこられたんだな

と。

 

 

 

昨夏に某所で見た

シャーロット・デュジャルダンの演技も

経路をただなぞっているだけの

地味〜なもので

EURO DRESSAGE にははっきりと

「シャーロットに謎の高得点」と

名指しで書かれるほどでしたが

トライオンでは

歩様に表現力がついていて。

 

一流の選手はこうやって

狙いを定めた試合に合わせて

馬を調教してくるんだな〜

と思いました。

 

 

 

今年は

日本に入ってきたばかりの馬たちもいて

シーズン序盤から

あのクオリティということは

全日本では 70% 超えてくるんじゃないかな?

 

 

 

私見では

70% 超えるあたりから

馬には興味のない一般の方々でも

馬場馬術というスポーツの

面白さを感じてもらえるんじゃないかな?

と思います。

 

 

今年の全日本会場は三木ですので

関西圏にお住いの方はぜひ

お友達も誘って観戦に行ってみてくださいね。音譜

 

 

 

 

ー * ー    ー * ー    ー * ー

 

 

 

さて。

都内某所にシミュレーターを使った

乗馬クラブができましたね!

 

同じメーカーのものかどうか

わからないけれど

あの手のものを開発している人たちと

お話したことがあります。

 

開発サイドのそもそもの意図は

 

有名選手たちのデータを録って

次世代選手の育成に生かすこと

 

でした。

 

どういう扶助のタイミングと組み合わせで

馬場馬術の動きを引き出しているのか?

 

もちろん

馬により選手により差異はあるのだけれど

たくさんデータを採れば

ある程度は一般化できるかもしれない、と。

 

 

 

 

でも日本にオープンしたクラブでは

有名選手のデータと

自分のデータを比較できるとは

謳っていないし

すでに訪れた方達も書いてないから

 

たぶんデータ込みでは

売ってもらえなかったのかな?

 

そちらは母国の選手強化専用で

非売品なのかしら?

 

 

 

ドイツ馬連はトレーニング中の馬に

複数回の採血をして

最適な運動負荷や

最適なクールダウン法を

研究しているという話を聞いたことがあります。

 

オーストラリアでは

まだ人が乗る前の年齢の馬に整体をして

身体を左右対称に使える筋肉を

幼少時から発達させる

 

という話も聞いたことがあるし

 

イギリスでは

しばらくまえから

競技馬にトレッドミルを体験させる

ようになってきているそう。

 

左右の肢を均等に前に出さないと

トレッドミルの壁にぶつかるので

馬が自発的に

踏込みを左右対称にすることで

真直性が劇的に改善するのだそうで。

 

 

 

競技馬術の世界もどんどん

人間のスポーツと同じで

根性ではなく

科学力の勝負の世界になってきていますね。

 

 

 

 

シミュレーターは

ピアッフェ、パッサージュも出来ます

という触れ込みになっているけれど

構造上

背中はスイングしないんですよね。

 

開発者がデモを見せてくれたときに

ちゃんとやってはくれたのだけれど

 

 

 

背中がスイングしない状態で

一体どうやって扶助のタイミングがわかるの?

 

 

 

って訊いてみたら

 

 

 

現状、それが一番の問題点なのだそう。

ピアッフェの

扶助のタイミングを掴むのはとても難しい

 

 

って言ってました。

 

 

馬のバランスが

後ろに集まってきてるのは感じられても

どちらの肢がどれくらい

踏み込んでるか

揚がってるか

たぶんわからない。

 

 

なので

特にピアッフェは

実馬で経験のない人は

シミュレーターで出来なくても

自分には出来ないと思い込む

必要はなさそうです。

 

たぶん実馬より難しい。あせる

 

 

ハーフパスも

背中がスイングしないと

どのタイミングでどの扶助を使ったらいいか

難しいかな?

 

 

 

内方姿勢はかなり

取れたような感覚を

ライダーにフィードバックする作りには

なっているそう。

 

 

なので

どちらかの手前の巻乗りが苦手だとか

いつも左右どちらかに傾いてるとか

座りが捻れてるとか

駈歩でどちらかの手前が苦手だとか

いった方達にとっては

扶助や座りの左右差を

データで検証できるのは面白いかも。

 

 

開発者に見せてもらったのは

ばりっばりのセルフ・キャリッジを持った

超高級 競技馬 でしたが

 

あの設定だとたぶんほとんどの人は

何も出来なくなってしまうので

 

日本に入ってきてるのは

もっとマイルドなプログラミングに

されているんじゃないかな〜?

 

クラブにお願いしたら

設定を変えてもらえるのかしら?

 

 

 

 

わたしは馬場でも障碍でも競馬でもなく

バドミントン・トライアルの

映像とともに

総合の野外コース走行体験ができる

プログラムがインストールされたら

ぜひ体験してみたいです。ニコニコ