こんにちは。

まじめ馬場らー、おちゃらけジャンパーのフェリシアです。

 

 

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試合当日、久々に車を運転していて、

朝から まずいこと に気づきました。滝汗汗汗

 

 

馬を始めてからは、車を運転するときに、

頭の重さがまっすぐ座骨に落ちるように

シートの背もたれをできるだけ立てて、

 

カーブのときは内方座骨に乗ることと、

 

右利きの人は、右の手綱握りっぱなしとか

右手綱に掴まっている状態になりやすいので、

ハンドルもできるだけ右手は軽く握るように

(頭の重さが座骨に落ちていると、

基本両手とも極軽タッチでハンドルを持てて、

しっかり握りしめているときより操作の精度もあがります)

 

心がけて運転していたのですが。。。

 

 

2年前に馬に復帰してから、

 

なぁ〜んかやりづらいなぁ

昔と感覚が違うなぁ

 

と思ってたんです。

 

 

 

この日の朝、車に乗るまえにふと

 

以前は内方座骨に乗るだけではなく、

内方座骨を前に押し出すようにして

そこに体重を乗せていたんだ!

 

と思い出して。

 

高速でカーブがあるたびに

内方座骨をぐいっとやってみて。。。

 

 

げっ!!!!ガーンガーンガーン

 

 

左座骨、右に比べて、ぜんっぜん前に出せない。。。えーんえーんあせる汗

 

 

 

整体で

左股関節が微妙にずれていたのを調整してもらってから

ほぼ2週間、ずーーーーと

股関節の奥の 筋肉痛というか疲労痛というか な症状が続いて

 

正しい股関節の位置で身体を動かすことをしてなかったら

その位置で股関節の動きを司る筋肉が

使えていなかった = 弱っていた

のは当然くらいに思ってましたが、

 

筋肉痛が終わっても、

左右均等に身体を使えるようになった

わけではなかった!!えーんえーんえーん

 

 

で、試合には間に合わないけれど、

速攻フェルデンクライスの予約をとりました。

 

 

こーゆー、

自分の身体を思うようにコントロールできないときは

専門家の力を借りるに限ります。

アレクサンダー・テクニークでもなんでもいいけど。

 

力んでどうにかしようとしても遠回りなだけ。

1人で思い悩んでもなにも解決しません。

 

 

 

プラクティショナーである友人に

 

右はこうできるんだけど、

左は肩とか腿とか余計なところが力むわりに上手くできない

 

とやってみせたところ、

「もう1度後から見させて」と言われたので

左右交互にやってみせて、その後

しばらくいろいろ調整してもらったあとで

 

仰向けに寝て、

両膝を立て、

両足の裏を肩幅くらいに開いて床につけた状態で

 

右の腰だけをミリ単位で浮かす

左の腰だけをミリ単位で浮かす

 

という動作をやってみます。

 

ミリ単位なのは大きく動かそうとすると

身体の外側の筋肉を使ってしまうので。

 

 

わたしが覚えたいのは外側の大きな筋肉を使うのではなく、

骨や関節に近いところにある

小さなインナーマッスルを使って

身体の動きをコントロールすることなので。

片方の腰が、端から見て浮いていなくても OK。

 

 

「左右どちらのほうが気持ちいい?」

 

 

と訊かれて

 

調整してもらったあとなのに、

まだ右のほうがすっきりしているというか

馬上で馬を後から前に推進できる感じ。

流れが後から前に通る感じ。

 

左は

これは馬を推進できるときの感覚とはまだ違う。

このままだと後から前に通らない感じ

気持ち悪い。

 

 

素直に説明。

 

 

すると

 

 

「右のほうの気持ちいい感覚に、左を近づけられる?」

「やってみなくても、想像するだけでもいいんだけど」

 

 

 と言われて、

サボりたがり、休むの大好きなわたしは

迷わず、想像するだけにしてみる。てへぺろ

 

 

 

右が こう で、

 

 

左が。。。

 

 

左が。。。。

 

 

 

こっ、こんな感じ?

 

ん?

 

んん??

 

 

 

 

近づけるには、

右の肩、肩甲骨、肋骨の位置と使い方を

変える必要がありました。

 

 

要は、

 

 

左の座骨が上手く使えていない。

 

 

というのはわたしの自覚症状だったけれど、

本当のところは

 

 

左座骨を上手く使うための

右半身のサポートが効いていない。

 

 

というのが実際に起こっていることだった。

 

 

で、この

 

 

右半身が左座骨をサポートできていない状態

 

 

は、まさしく

 

 

社長先生から指摘されている

わたしの左手前での乗りかたのクセ

(=右肩と肩甲骨が上がって前に出る、など)

 

 

 

でした。ポーン

 

はぁ〜〜〜〜〜〜。ガーンガーンガーン

 

 

 

 

 

 

このフェルデンクライスの個人レッスン後、

自由騎乗1回、レッスンつきで2回乗っているのですが。。。

 

 

1.左駈歩発進がかなりすっきりした。

以前は馬の身体がほぐれきるまえなどにときどき

反対手前が出てしまうことがあったし、

正手前が出ても

キレのある鮮やかな移行 とはならなかったのが

 

右上半身を意識してから、左座骨をぐいっと前に出す 

 

馬の反応がぐっとシャープになり、

反対手前で発進してしまうことがなくなりました。

 

 

 

2.右への反対駈歩の質が上がった。

反対駈歩とは、通常左回りで駈歩するときの肢の運びを

右回りのときにさせる(またはその反対の)運動です。

馬のバランス感覚や柔軟性、人からの指示への従順性を高めます。

わたしの感覚では

馬の、自分自身の運動能力への自信も高めている気もします。

 

試合前、右への反対駈歩のほうが

こちらが意識しなくても体勢が起きているけど、

馬体に緊張があるから、

ドイツだったら評価されないな〜と思い

反対駈歩で軽く歩度の詰め伸ばしをしてみたりして。

伸ばしたときは多少ヤケクソ気味に前に出たけど

その後体勢を起こし直してみたらだいぶ良くなって。

 

それでも蹄跡や輪乗り上での反対駈歩の発進は

ブレアくんの気分が乗っていないときには

何度かゴネてからの発進になるのはよくあることでした。

体勢をどうサポートしてあげたらやりやすくなるか

社長先生が解説してくれるのだけれど、

そこに持ち込みきれないことも多かった。

 

試合の準備馬場では、

左座骨の弱さに気づいていたので

かなり意識して乗ったら、

右への反対駈歩は停止からの発進すら

ごねずに1発でスパッとやってくれて

ちょっと感動したりしました。

 

社長先生の説明だと、

わたしが 100% 悪かったというより、

ブレアくん自身も右への反対駈歩のほうが苦手で

わたしがよりしっかりサポートしてあげる必要がある

とのこと。(それがいままで出来てなかった)

 

それでも以前みたいに上に逃げるのではなく、

前に出ようとしていたので、better ではある、かな。

(人間の扶助、指示から逃げたいという気持ちがなく

まだ上手くは出来ないけれど素直に従おうとしているし、

体勢は、余裕で保てる筋力とバランス感覚が馬につくまでは

こちらがサポートしてあげればいいだけ)

 

ドイツ人マイスターは

反対駈歩で馬体に緊張があって上に逃げているのは、

たとえ項の位置が高く小股になっていても

収縮ではない、と言っていました。

 

反対駈歩は理論上は軽い収縮を要求される運動ではあるが、

上記のような状態のときは

正手前の駈歩と同じくらいリラックスして、

人から止めていいと言われるまで延々と続けられるように

軽い歩度の詰め伸ばしくらいはできるようにトレーニングして

馬体から緊張が抜けてから踏歩変換を教えると、

手前が変わったあとのバランスに馬が恐怖を感じないので

変換でへんにテンションが上がってしまう馬にせずにすむし、

最初からクオリティの高い踏歩変換をするようになる。

クオリティの低い踏歩変換を覚えさせてしまってから

質を改善するほうがずっとややこしい。

踏歩変換を教えるまえに充分に時間をかけて、

最初から質の高い踏歩変換しか知らない馬にするほうが

ずっとシンプルで、馬も人も楽、と言っていました。

 

社長先生はわたしが

「ブレアくんはいつMクラスができるようになります?」

と 訊いても、

踏歩変換の調教を急がないところも信頼しています。てへぺろ

ブレアくんで駈歩していて、

いま扶助かけたら出来るんじゃない?

と感じたこともないので、

わたしも自由騎乗中に勝手にやらせてみたりしない。てへぺろ

 

 

ブレアくんとは今後は

左内方座骨を前に押し出しながら しっかり使いつつ、

右外方脚で馬の腰をサポート。

ブレアくんは右への反対駈歩はまだ馬体がまっすぐだと苦しいので

右へのときだけはしっかり反対姿勢を作ってあげる。

図形も輪乗りより、ちゃんと外方脚で押して、

隅角をきっちり廻らせるほうがいいのかも。

 

 

 

3.左手前で馬が外方手綱に乗ってきた。

これがいちばん大きいですね。

むしろこれが全てで、

1、2は、これが出来たら自動的に出来ること、かも。

 

試合前にも後にも 先生に

「すべての隅角で馬をしっかり外方手綱にのせて

美しい内方姿勢をアピールしたい」

とお話ししていて。

 

ボルぞう氏よりブレアくんのほうがずっと前後に長いから

隅角が来るのがやたらと早くてあせる

それで上手く廻れないのかな?

くらいに思っていた時期もありますが。。。

 

クチは譲っているけど、微妙にハミに乗ってない

内方姿勢も正しくない

 

なにか気持ち悪いと常々思っていて。

 

フェルデンクライスのレッスン後、

右上半身が左座骨をサポートできるようになったら

 

クチを譲り続けてもらうためにクチを触る必要はなく

ただ外方を持っただけで、馬がそこにすとんと収まってくる。

 

 

いわゆる

 

 

馬が両手両足のあいだにいる

 

 

感覚。

 

ただ乗っているだけで馬がすとんと まとまってきて

ハミを外そうとしない 本当のハミ受け。

 

隅角も完璧ではないけれど、

以前よりはよっぽどすっきり廻れて。

 

蹄跡上でふと真下を見ると、

鞍に対して自分の腰や肩が左右均等。

乗り手の感覚としてはだいぶ右肩が後ろ。

 

それだけまっすぐの感覚が狂っていた。

 

 

自分で、

 

 

人が左右均等に乗ってないと

クチは譲っても本当のハミ受けに繋がっていかない

 

 

とか書いといて、

自分がこれだからセワないです。滝汗滝汗ポーン

 


 

 

 

口頭馬術愛好家の本領発揮。てへぺろ

 

 

社長先生に確認したところ、

いつもよりはずっとまっすぐ乗れていたそう。

 

 

左手前のときの右上半身のクセは元々自覚はあったし

社長先生のレッスンでも、

チーフ先生のレッスンでも

指摘されていたのだけれど、

 

フェルデンクライスのレッスンが面白いのは

こういった、左座骨と右上半身の関係など

 

身体の一部のパーツを思いどおりに動かすためには

それ以外の全身のパーツがうまく協調して、

その動きをサポートする必要がある

 

ということを身体が教えてくれること。

 

 

わたしの友人は特に、

プラクティショナーが講義して教える(思考)のではなく、

レッスンを受ける人の身体が変化することで、

レッスンを受けた人が自分で気づく(感覚)こと

を重視しているので、


レッスンを受けたあとの

自分の身体の変化がどう出てくるか

毎回 とっても楽しみ音譜音譜 なのです。

 

 

 

スザンヌさんのバランス・イン・ムーブメントでもよく

姿勢の一部分を直そうとすることの無意味さと

全身のコーディネートの重要性のはなしが出てきますね。

 

一部だけを直そうとしても、

その位置に慣れないから

窮屈だったりへんな感じだったり。

一部を直すためにほかの部分が固まって

馬の動きに遅れてしまったり。

 

全身のコーディネートが変わると、

多少へんな感じはするけれど、

窮屈だったり、動きづらかったりということはないのです。

 

先日は3鞍めにしてようやっとそれほど意識しなくても

できるようになってきました。

身体がそのほうが楽だから、

自然とより楽で快適なことをしようとする。

 

 

 

フェルデンクライスのレッスンを受けはじめた

最初のころは「膝が」って言ってるのに

なんで腕だの肩だの触ってるんだろ?

膝なんだってば〜 くらいに思っていたんですけどね。てへぺろ

 

 

友人のほうも最初のころは

わたしのオーダーは

 

「先生に股関節をもっと柔らかくって言われた。

でも、できない」

 

とか

 

「足首に力が入ってるから座れないんだって言われた。

足首の力抜けるようにして」

 

とかだったのが、

あるときから

 

「股関節を柔らかく使う練習をしてて

骨盤は以前より動くようになったんだけど、

背骨のこのあたりで動きがぴきって止まるんだよね。

ここで止まらなかったらもっと柔らかくできそうな気がするの」

 

と、

ピンポイントから、つながりへ意識が広がっていったこと

問題だと思っているのは結果でしかなく、

原因は全身の神経と筋肉とのコーディネートだと

気づいていったこと、が、ちょっと感動的だったそう。

 

彼女はわたしに言葉ではなにも説明していないのに

わたしの身体が変わって、わたしが気づく、発見する。

 

 

人の身体と感覚の作りって、奥深く素晴らしく、

わたしはキリスト教徒ではないですが、

まさしく 神のなせる技キラキラ だと感じます。

 

 

 

大っ嫌い!! と思うような人にも

こういう神性はもれなく備わっているんだな〜。

 

 

と思うと、

自分とは感性や考え方が違う人のことも

否定するのは止めておこうと思います。

 

全力で、出来るかぎり離れるけどっ。てへぺろてへぺろてへぺろ

 

 

 

そして

 

 

お馬さんにもきっとあるんだよね。

 

 

 

なので、

わたしはプロからアマチュアってばと笑われようと

やっぱりお馬さんを信じて、信頼して乗っていきたいです。ラブラブ