こんにちは。
ウェディングドレスデザイナーHisakoです。
ネットショップ「Ｈｉｓａｋｏ」をオープンいたしました。
ショップのアドレスは、こちらです。
今日は、可愛い小学生のお嬢さんお二人のために、オーバーコートを制作されている方が、レッスンにいらしてくださいました。
一日通しで頑張ってくださり、遂に、お姉ちゃまのコートが完全に形になりました。
後はまとめだけと言う最高に気分が高まる瞬間を迎えることが出来ました。
全くの初心者から始めたとは思えない、素晴らしい出来です。
すぐに下のお嬢さんの作品創りに入ります。
その受講生さんは、私よりは、４～５センチ背が高い方ですが、細身であまり体型に違いがないのですが、細い方の割には、しっかり肩幅がある方です。
実は私のクローゼットの中に、黒い柔らかななめし皮の、ジャンパーがずっと納まっています。
ずっと長い間、袖を通されることがなくクローゼットの中で眠っています。
そろそろ処分しなくてはと思っているのですが、私のサイズですので着ていただける方は、滅多にいらっしゃいません。
その革のジャンパーは、随分前ですが、イタリアのミラノに行ったときに、、その柔らかい革の感触にすっかりほれ込んでしまって買ってきたものです。
けれども私には、全然似合わないものでした。
ミラノは皮製品の素晴しい商品を作っているところですので、どうしても買って帰りたかったのです。
小さいサイズがありましたので、試着もちゃんとしないで買ってしまいました。
帰ってから、何回かは着ましたが、いくらやわらかい革で、ソフトなデザインとは言っても、私には革ジャンは全く似合わないのです。
私には、力強い感じが強すぎて、似合いませんでした。、
着心地の良さはありましたが、いくら好きでも、似合わないものを着ていると、気分が落ち着きません。
段々と、無理に着るのを辞めました。
そしてそれからはずっとハンガーにかけられたままクローゼットの中で眠っています。
見る度に、可哀想になってしまうのですが、似合わなものを着るのは嫌なので、やはり着ませんでした。
今日レッスンをしていて、受講生さんが、細い方ではありますが、肩幅がしっかりある方なので、この方ならばお似合うになるかもしれないとふっと思ったのです。
忘れないうちにと思って、急いで家に戻り、その黒い革のジャンパーを持ってきました。
そして着て見ていただいたら、やっぱりよくお似合いでした。
私はこれから、どんどん荷物を少なくして行かなくてはいけないと思っていますので、この革のジャンパーも気に入ってはいましたが、いずれは処分することになるなぁ～、と思っていました。
それが良くお似合いの方を見つけることが出来ましたので、嬉しくなりもらっていただくことにしました。
これで可哀想な出番のなかった革のジャンパーが、日の目を見ることが出来ますね。
なんだか嬉しくなった今日の出来事でした。
どんなに柔らかい良い皮を使った素敵なジャンパーでも、私みたいなどちらかと言うとソフトなタイプの人間には全く似合わなかったのです。
それでずっと着てもらうこともなく眠っていたのです。
可愛そうですね。
本当に申し訳ないと思いました。
これからは、新しい持ち主の方に大切にされて、度々日の目を見ることが出来るようになりますので、本当によかったですね。
どんなに素晴らしいものでも、着る人の個性に合わないものは、その価値を発揮できないということですね。
ご自身にお似合いにならないものを無理してお召しになることはやめましょうね。
やはり適材適所と言うことがあります。
今日は、ふっとそんなことを思いました。
それではまた。
素敵な一日をお過ごしください。
ウェディングドレスデザイナーＨｉｓａｋｏ
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