こんにちは。
ウェディングドレスデザイナーの
粕谷尚子です。
明日のウェディングドレスの
お仮縫いの準備が、
午前中に完了しましたので、
午後からは、先日お仮縫いを
させていただいた
イヴニングドレスの縫製の
準備に取り掛かりました。
先日青山の輸入生地の会社で
購入してきたばかりの生地です。
イタリア製の生地で、
イエローベージュの生地です。
ゴールドのような感じもして
ゴージャスな雰囲気がします。
色の感じが少し違って
写ってしまいましたが、
上品で格調の高いドレスができそうです。
まずアイロン掛けからです。
皺を伸ばすことも大事ですが、
傷やしみや織りむらがないか、
しっかり見ながら表と裏に
アイロンを掛けます。
3センチぐらいの細いグレーの糸が
1本入りこんでいるところがありました。
1ミリぐらいの小さな点ですが、
黒い点がありました。
裁断をするときに、避けて裁つために、
色の糸で目立つように印をしておきます。
カットしてから見つかったら困りますね。
ほんの些細なことでも、
初めに注意して気が付けば、
避けることができます。
そういうほんのちょっとした
注意深さが、大切なんですね。
気に入った生地でお仕立てをするのは
ウキウキして愉しみです。
こうしてなかなか手に入らないような
高級な生地でお仕立てさせていただけて
有難いなあと感謝する毎日です。
土井英司さんのビジネスブックマラソンで
さすが土井さんという記事を見つけました。
シェアさせていただきますね。
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こんにちは、土井英司です。
昨日は、HANAE MORIの
ファッションショーにお招きを受け、
出席してきました。
華やかなランウェイにも
惹かれましたが、何といっても
感動したのは、これほど多くの人が
服作りを支えている、ということでした。
他所の業界を見ると、ついつい
スタープレイヤーばかりに目が
行きがちですが、出版業界と同じように、
いろんな職人さんがいて、
素晴らしい商品が出来上がっている、
そのことは一緒なんだと実感しました。
「お金じゃない」ということが
言われて久しい昨今ですが、
「じゃあ一体何なんだ」という疑問に
答えてくれたのが、
ファッション業界の職人たちでした。
「長く愛される素晴らしい商品を創る」
これは、仕事をする上で、
お金を超える目的になり得るものです。
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なんだか嬉しくなりました。
やっぱりわかる人にはわかってもらえる
と言う気持ちでしょうか。
経済的に恵まれなくてもそれでいいとは、
思っていません。
むしろそれではいけないと思っています。
けれども、こうして1枚1枚
アイロンかけから始まって、
裁断をして、縫製をして、という
気が遠くなるような作業の
積み重ねでしか本物は出来ないんです。
そこが難しいところですね。
まだまだ解決しなければならない課題が
山積しています。
長生きしなくては……、です。
それではまた。
素敵な一日をお過ごしください。
ウェディングドレスデザイナー
粕谷尚子
お問い合わせ
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０３－３７５５－６８２２
hisako.kasuya@nifty.com
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