彼女の実家からもらった、新たまねぎがまだ冷蔵庫にあったので、
今日はパスタを作ろう、って思った。
ついでに卵もあるし、ねぎとろが半額なのも見つけてホクホクなので、これはDECECCOのウマ麺も買って帰って、是非DeCeccoで食べよう、って思った。
家にある、前彼女が「つるかめ」で破格の値段で買ってきた大量のパスタはまた今度食べることにして。。
食べ物なんか食えりゃ良いんだけど、食べるのなら美味しいものを所望します。
美味しいって言うのは、
絶対フレンチ、だとか、10000円のフルコースだとか、1500円のランチだとか、焼肉だとか、麻布十番のお店だとか
料理が何か、なんて要素はとっても些細なことで。
そのとき食べたいものを食べるのが、一番美味しいに決まってる。
その食卓が楽しい場なのかどうか。
腹が減っているというから、食べるのではなく。
食べるという行為のみで時間と空間を成り立たせるわけではなく。
そういうとき、食事が美味しいと言うのだと思う。
お金があるときは、ちょ、こんな店来た俺。みたいな自己満足を感じ、
かっこいい音楽が流れている暗いカフェでは、すごく安心した気持ちと神経質な指で煙草を灰にして、
友達の彼女と食べるランチは、好きな顔つき(と化粧)に少し見とれながら、赤いチリソースのかかったパスタをテーブルに落としまくりながらもパンと一緒に口に入れる。
天使を食べる。
真っ白な色の。