こんにちは。

 

芦屋市の小学校・中学校・高校の先生方及び行政機関で子どもの心の相談支援事業に関わっている方々を対象に兵庫県主催の勉強会を行いますのでブログでもお知らせします。(場所、日時、申し込み方法は添付の案内状参照)

 

さて、Blosという研究者をご存知でしょうか。

 

児童期から思春期にかけて、人は第2次性徴を迎え身体は大きく変化することを皆さんはよくご承知と思いますが、その影響を受けながら心(精神)もまたあらゆる段階を経て成長していきます。

ピーター・ブロスはフロイトの流れを汲みつつ思春期を分かりやすく講じたわが国でもよく知られている精神分析的なアドレッセンスの研究者であり、

「On Adolescence」という思春期心性に関する教科書的著作でも非常に有名です。

 

今回は、ブロスの精神発達理論に基づきながら、思春期の子どもの心の発達課題についてやその過程で生じやすい心の病気について解説し、またそれらの病気を背景に持つことも多いとされる不登校という現象についても触れながら、子どもたちに対して医療機関でどのようなことができるのか、そして先生方に知っておいていただきたいことなどをお話させていただこうと考えています。

 

ひとことに思春期と言っても、小学校高学年、中学、高校という各段階によって、子どもたちが直面しているこころの発達課題は異なりますし、治療や援助にも違いがあります。

 

思春期心性を知っておくということは、この年代の子どもの中が今どの心性の段階にあるから、こんなに矛盾した行動をとるのだろうか、こんなに反抗的な行動をとるのだろうか、あるいはこんなに幼児返りした行動をとるのだろうかといった疑問に答えをだすヒントになるでしょう。

そして、子どもの心の病気に早期に気づき、さらには病気を未然に防ぐことに少しでも繋がればと思います。

 

子どもたちに関わる多くの先生方のご参加をお待ちしています。

 

研修会の案内状はこちら↓↓↓

募集は締め切りました。


 

 

ひびきこころのクリニック

http://hibiki-mental.com/

院長 安藤悦子