母の容態が良くないと連絡が入った。





いつでもすぐに会いに行ける兄夫婦はわりとのんびり目に構えている。私は気が気ではない!

急変したらどうしよう。あの暖かい身体が冷たくなったらどうしよう。もう一度おしゃべりがしたかった!ぎゅっと抱き締めたかった。自分のスケジュールを照らす。色々入っていて少しだけ思い悩む…しかし



我に戻り

最優先は母、とにかく直ぐに母に会いに行く!と決心する!

翌日の飛行機ですぐに飛んで病院に直行。

約3日間私は母と濃密な時間を過ごせたような気がする。たくさん「ありがとう」を届け、手を握り頭を撫で…

顔を両手で挟んでおしゃべりした。目が動く。顔色も良好 呼吸も安定…。

おかあさんありがとう。


十分病と闘った母…安楽の世界へ向かい始めた。

私はただ側についていてあげたかった。



母の幼き頃の私への愛はそこはかとなく広く深かった。何をもっても返せない無償の親の愛である。

遠くに嫁入りした私をずっと応援し見守ってくれた母!

息子たちも愛情深く優しい人間に成長した。

社会人として油が乗り自由な時間はあまりないであろう壮年期だが、こちらを向いていい関係でいられることに幸せを感じている。


おかあさん おかあさん 大好きだよ!




続く