2026年

6月28日(日)

第5,063話

 

 

こんばんは

素敵な1日を過ごされましたか?

 

 

今日1日を振り返りながら

心に沁みる1杯で

自分を癒してあげてくださいね

 

 

 

 

 

 TODAY'S
 
すべては繋がっている〜自分の選択と行動が未来を加速させる〜

 

 

列車の最後尾

 

 

後ろを眺めていると

足元から線路が生えてくる感覚になる

 

 

 

ガタンゴトン

 

 

一定のリズムを刻むから

その感覚はなおさらで

 

 

遠くまで

真っ直ぐに引かれている線路だと

 

 

 

線路がまるで

空に吸い込まれて行っているように

見えてくる

 

 

 


その空がグングン高くなっていく

 

 

 

そろそろだ


 

スマホを窓に押し付け

動画の撮影ボタンを押す

 

 

1分、2分、、

 

 

来たっ!!

 

 

踏切を通る

こっちに向けて写真を撮っている人がいる

 

 

 

 

 

右手を見る

 

見えた

 

 

 

鉄道最高地点の碑

 

 

 

JRの路線の中でも

標高の一番高い1375m

 

 

 

 

清里駅から野辺山駅の間

旧国道と交差する踏切付近がそうで

 

 

最高地点を示す木製の標柱

線路を挟んだ反対にも石碑がある

 

 

列車は最高地点を超えて下り坂になる

そして減速を始めた

 

 

最高地点から29m下って

最高地点駅、野辺山に到着した

 

 

 

満足そうな僕の顔を見て

アテンダントさんが笑顔で聞いてくださった

 

 

いい動画撮れましたか?

 

 

 

はい、最高のが撮れました

 

 

 

よかったです

最高地点駅の碑で写真撮りますか?

 

 

 

ぜひ、お願いします!!

 

 

 

 

別にたくさん話したわけじゃない

 

 

おすすめを聞いて

おすすめを買って

おすすめを飲んで

感想を共有して

笑顔も共有しただけ

 

 

笑顔がベースにあって

目を合わせて

目が合ったことを確認する頷きをして

いただいたお話しに心からの相槌をする

 

 

営業の基本だけど

人としての基本をしているだけ

 

 

 

 

撮りますね

いい笑顔です

はいチーズ

 

 

最高地点駅での記録は

最高の気分の記憶として残ることになった

 
 
記憶として
記録として
残した野辺山駅
 
 
 
 
その1週間後に
喜多川先生が

すべてはつながっている

と話された

 

 

一枚の紙も

ラーメン一杯も

世界中の資源と人の連鎖でできている

 

 

自分の身体も

食べたもの・原子

そして星のかけらでできている

 

 

人は「宇宙のリサイクル」で

成り立っている存在で

 

 

だから

今ここにあること自体が奇跡の連続なんだ

 

 

 

 

東京での仕事が終わり

金沢での講演会へ向かう

 

 

その点と点を

何種類ものある繋げ方の中から

 

 

僕は小海線を選んだ

 

 

そう、選んだ

 

 

小海線も

ビールも

 

 

そのビールのおかげで

アテンダントさんとも繋がれた

 

 

 

 

自分の選択と行動が未来を加速させる

 

 

僕は移動日の旅をしている

そして、小さな接点で笑顔になった

 

 

アテンダントさんは仕事をしている

僕との出会いという小さな接点で

笑顔になってくれたら嬉しいな

 

 

烏滸がましいけれど

そうありたいと
いつも思っている

 

 

 

 

一緒に撮っていいですか?

いいんですか?ぜひ!

 

 

僕もアテンダントさんも

最高の笑顔で

写真に収まった

 

 

すべては繋がっている

 

 

まだ旅の途中

 

 

僕は駅前に出た

空を見上げる

 

 

青空の向こう側に宇宙が見えた

 

 

そして

宇宙のかけらを思いっきり吸い込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026年

6月27日(土)

第5,062話

 

 

こんばんは

素敵な1日を過ごされましたか?

 

 

今日1日を振り返りながら

心に沁みる1杯で

自分を癒してあげてくださいね

 

 

 

 

 

 TODAY'S
 
星の降る夜に〜鉄道最高地点の味〜

 

 

886mの小淵沢駅から

1,345mの野辺山駅へ

 

 

列車は459mを一気に上っていく

 

 

ゴムタイヤの車とは違う

鉄のレールの上を鉄の車輪で走る

それが鉄道だ

 

 

蒸気機関車が主流だった時代

25‰(パーミル)が限界だと言われていた

 

 

1,000mで25m登る

 

 

たった25m?

 

 

だけど

それが鉄道

 

 

 

 

小海線は

その基準を遥かに超える

最急勾配は33 ‰(パーミル)

 

 

道路(国道)では

大阪府と奈良県にまたがる暗峠が

最大斜度37%(約20度)で

日本一とされているけれど

 

 

小海線は相当な急坂を

上っていることになる

 

 

 

 

ちなみに、日本の鉄道では

粘着式(通常の車輪)で

箱根登山鉄道の80‰が最急勾配

 

 

アプト式(ラック式鉄道)鉄道で

大井川鐵道井川線が

90‰(パーミル)がある

 

 

今は蒸気機関車ではなく

ディーゼルカーなので

 

 

エンジン音は確かに大きいけれど

昔ほど苦しまずに上っていく

 

 

 

 

せっかくなので

高原の景色を眺めながら

ビールでも飲みたい

 

 

そう思って

1号車の飯場スペースへいく

 

 

いらっしゃいませ

 

 

アテンダントさんがおふたり

接客してくださる

 

 

コロナ禍以降

みなさんマスクをしておいでるけど

もうそろそろ、いいのかなぁとも思いつつ

 

 

色々あるグッズを見ていく

 

 

 

 

ピンバッジ、買いだな

クリアファイル、買いだな

クッキー、うーん、ん?

蓋が缶バッジ?うん、お土産用に買いだな

 

 

こんな感じで選んで

ピンバッジとクリアファイルを購入する

 

 

そして、目当てのビールをお願いする

 

 

 

 

2種類ございます

どちらになさいますか?

 

 

悩む

これは悩んでしまう

だって、どっちも魅力的だから

 

 

こんなときは「きく」のが一番いい

 

 

どちらもおすすめだと思いますが

どちらがおすすめですか?笑

 

 

笑って聞くと

笑って応えてくれる

 

 

私、個人的には、こちらがおすすめです

フルーティな感じが

すごく気に入ってます

 

 

お客さまのお口に

合えば良いのですが

 

 

「星の降る夜に」と書かれたビール

アテンダントさんのおすすめなら

間違いないよね

 

 

じゃあ、それで

お願いします

 

 

営業は営業に弱い

 

 

正確に言えば

ちゃんと気持ちの入った営業に弱い

 

 

ありがとうございました

こちらこそ、ありがとう

 

 

目を合わせて

にっこり双方頷いて

御礼を言って

もう一度目を合わす

 

 

このタイミングが合えば

バッチリだ

 

 

 

 

席に戻る

 

 

相変わらず列車は

高原を登っている

 

 

窓に見える青色が

心なしかさらに青くなった気がする

 

 

プシュ

 

 

缶から喉へ

黄金色の液体が移動する

 

 

美味しい

 

 

これは美味い

おすすめを素直に聞いてよかった

 

 

気づけば

元気甲斐の封も開けず

飲み切ってしまっていた

 

 

 

 

ヤバイやつだ

これは降りるまでに何杯飲むんだ笑

 

 

ひとり苦笑いをしながら

時計を見る

 

 

そろそろだ

 

 

席を立ち

また1号車へ向かう

 

 

ビールを買いにじゃない

どうしても

美味しかったことを伝えたくなった

 

 

 

 

さっきのアテンダントさんに

めちゃくちゃ美味しかったです

最高でしたと伝えると

 

 

にっこりが

もっとにっこりになって

 

 

よかったです

なんか嬉しいです

 

 

もう一杯、いかがですか?笑

 

 

って、言ってくる

 

 

買います

でも、ちょっと待ってもらっていい?

 

 

しばらく、最後尾から

動画撮らせてもらっていいですか?

 

 

どうぞ、どうぞ

 

 

あれ、ですね笑

 

 

はい、あれ、です笑

 

 

 

 

列車は

淡々と登っている

 

 

もうすぐ、列車は

JR鉄道最高地点を通る

 

 

空は、青く高い

今は昼、星は見えない

 

 

だけど

見えないのは僕だけで

 

 

見えないだけで、星は輝いている事実がある

 

 

そう思うと

あの青空の向こうに

星が降るのが、見えた気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026年

6月26日(金)

第5,061話

 

 

こんばんは

素敵な1日を過ごされましたか?

 

 

今日1日を振り返りながら

心に沁みる1杯で

自分を癒してあげてくださいね

 

 

 

 

 

 TODAY'S
 
本から宇宙へ〜前後した宇宙との交信〜

 

 

喜多川泰講演会in福岡のことを書いた

武田勝頼のことを書いた翌日にだ

 

 

それくらい

衝撃的な学びだった

 

 

いや、最近、喜多川先生は

同じ話をしている

 

 

何度も何度も話してくださった内容が

ストンと肚落ちした

 

 

そんな時間だった

 

 

 

 

小淵沢から僕は

HIGH RAIL1375に乗る

 

 

高原の澄んだ空気

抜けるような青空

 

 

小淵沢駅のホームに降りた僕は

その1週間後に喜多川先生が

宇宙の話をすることを知らない

 

 

正確には

テーマは知っていて

内容を知らない

 

 

1週間後に

小海線と喜多川先生がつながるとは

この日、思いもよらなかった

 

 

 

 

ありし日の幹線の風景を残す

小淵沢駅

 

 

長いホームをガラガラと

キャリーバックを引きながら

跨線橋へ向かう

 

 

ここに

エスカレーターなど

文明の力はない

 

 

今の時代が

いかに恵まれているのか

 

 

階段が教えてくれて

小海線のホームに降り立つ

 

 

目指す列車

HIGH RAIL1375が

エンジンを震わせて僕を待ってくれていた

 

 

 

 

発車時間まであと僅か

でも、僕にはミッションが残っている

 

 

小淵沢駅の有名駅弁

「元気甲斐」を買わないといけない

 

 

駅のホームの売店に駆け込み

「元気甲斐」と叫ぶ

 

 

店員さんが驚いて返事する

 

 

「はい!」

 

 

目が合って

お互い笑い出す

 

 

 

 

「あ!元気甲斐、ですね?笑」

「そう!そうです!笑」

 

 

ありがとうございます

 

 

お互いに笑顔になって

現金で支払いを済ます

 

 

高原にICカードは不釣り合いだ

 

 

 

 

2両編成の列車を

駆け足で前、後ろと確認する

 

 

初めて乗る列車に対する

僕なりの儀式だ

 

 

僕が乗る、進行方向前側の2号車は

キハ103-711

種車は、キハ110-108

元、小牛田運転区所属

 

 

そしてもう一両、1号車は

キハ103-711

種車は、キハ100-29

元、盛岡運転センター所属

 

 

 

 

東北地方で働いていた2両が

2016年に改造され

ここ、小海線で第二の人生を走り出した

 

 

塗装で見事に変身しているけれど

外見は原型のまま

でも、中に入れば、感動する

 

 

僕が乗る2号車には

天文関連の書籍が入った書棚が

円形状に配置され

 

 

その書籍を読むことができるスペース

「ギャラリーHIGH RAIL」が

設置されているし

 

 

さらにスペースでは

天井部に半球形ドームがあって

星空の映像が投影されている

 

 

星空を見ながら読書している気分を

味わうことができる

 

 

 

 

あぁ、やっぱりいいなぁ

観光列車

 

 

日傘が似合う

笑顔のアテンダントさんに促され

車内へ入る

 

 

指定された席に座り

発車を待つ時間は

 

 

幕が上がる直前の舞台のようで

ワクワクが加速していく

 

 

 

 

そしてそれは

僕だけではなく

 

 

車内にいる人たちが

それぞれの世界で

そうであるように思えてしまう

 

 

そのワクワクをシェアできている

ふたり「以上」旅の方々を

少しだけ羨ましく思っていると

 

 

ガクン

 

 

ひとり旅の僕に微かなショックを与えて

久しぶりの小海線を走り出した

 

 

 

 

ひとり旅の僕は

ふたり旅の前席を見て思う

 

 

今、横に

あの人が

座ってくれていたらなぁと

 

 

感動はシェアしたい

この景色もシェアしたい

この感覚をシェアしたい

 

 

そんな気持ちを乗せて

天空にいちばん近い列車

が、高原から、さらに高い高原へ

走り出していく

 

 

 

 

これからいく

野辺山には

国立天文台がある

 

 

日本の電波天文学の「聖地」へ

 

 

仕事、営業、研修、コンサル

本、喜多川泰、宇宙、日本人

宮脇俊三、紀行文、鉄道、歴史

 

 

何の繋がりもない点が

山﨑太一という一人の人間の

学びと経験という線で繋がっていく

 

 

 

 

新宿から小淵沢を経て野辺山へ

これはまさに

 

 

仕事から本へ

そして

本から宇宙へ

 

 

勾配のきつい高原列車は

まるで宇宙船のように

僕を高い場所へ連れていく

 

 

あの日、HIGH RAILで向かった野辺山

 

 

宇宙と交信する場所へ向かった一週間後
喜多川先生は「宇宙」の話をされた

 

 

時系列は前後している

 

 

でも、僕の中では確かに

一本の線で繋がっていた

 

 

人は経験してから意味を知ることがある

 

 

あの日、高原を走る列車の窓から見ていた空は
もう、宇宙への入り口だったのかもしれない