安室奈美恵さん専門
振付ダンスサークル
MASQ
太陽のSEASONを通り越してもうネクストSEASONの秋が始まっちゃってるね。
去年も、
「小さい秋見つけたとか中くらいの秋は見つからない」
とかそんなようなことを言ってた気がするけど今年もまだ見つからない。
このままだとネクストネクストSEASONの冬に突入しかねないから夏記事やります。
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太陽のSEASONは振付ダンスレッスン66曲目。
「夏は夏っぽい曲を踊りたいなー!」
ってことで2019年はYou're my sunshineをやったからすでに1年前から決まってたのが太陽のSEASON。
スタジオの感染症対策とかを充分に確認して7月から再開することになったからそこは迷わず太陽のSEASONではあったんだけど、コロナストップ中に熟考した結果、
「やっぱり7月は太陽のSEASONしかないな」
っていう決め方だったんだよね。
今年が2020年、5年後は2025年。
安室ちゃんにとってもファンにとっても「25」っていう数字はどうしても特別なわけで、生きてるうちに体感できる「25」が含まれる年って2025年しかないことにふと気付いた。
1925年は生まれてないし、2125年は生きてない。
そして何より「2025年ならまだ踊れる時期」ってこともなんかすごい。
なんかすごいとかいって語彙力がまるでないけど、なんかすごい。
だから2025年に何か特別なことをしたいなと思っていて、それをとりあえず「5年構想のスーパープロジェクト」と呼んでるのね。
まだしっくりくるネーミングが見つからなくてこれになってるだけなんだけどね。
「何か特別なこと」
このうちの1つが2020年後半のレッスン曲。
「20」周年の東京ドームにちなんで「2020」をスタート年にして、
「25」周年の東京ドームにちなんで「2025」をフィニッシュ年にしよう
そう考えたとき、
「20周年と25周年の東京ドームで披露された曲を2020年と2025年にレッスンしたい!」
って気持ちが湧いてきたのです。
20&25ドームの共通曲は5曲。
①Break It
②太陽のSEASON
③a walk in the park
④Don't wanna cry
⑤Chase the Chance
これまでに65曲をレッスンしてるMASQだけど、奇跡的にこの5曲はまだレッスンしてなかった!
そこに7月に開催予定だった太陽のSEASONと、スタジオレッスンの再開がちょうど7月になった。
ありがたいことに太陽のSEASONレッスンにはレギュラーメンバーに加えて新しいメンバーも参加してくれてみんなあたたかくて優しいメンバーだったなぁ。
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太陽のSEASONの振り起こしをしたときに感じたことは
「あぁ~この時代っぽいな~!」
ってこと。
65曲も踊っているとやっぱりそれなりに「その時代」を感じられるまでに成長してるみたいで、安室ちゃん全盛期の頃を「前期」とすると中期、後期には絶対入ってこない振り、という印象でした。
コレオグラファーは久保田冬子さんのようです。
初めて存じ上げました。
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「風になる」
ここは1番入りづらかったところ。
もうね、風になれるようになるまでめちゃくちゃ練習したよ。
特に「ぜに」で何度も躓いたよ。
「なる」は勢いでなんとかなるのと、「か」は始まりだからなんとかなるんだけど、「ぜに」の手と足がうまくハマらなくて何度も何度も練習して
やっとできるようになったんだよね。
「南へ」
これはね、もはやフレミングの法則だった。
「フレミングの法則ですか?つい最近聞きましたよ」
って人ってそんなにいないと思うんだよね。
私もそうだよ、小学生ぶりに自主的にフレミングを感じたのは。
だから最低でも20年は「フレミングの法則」を耳にしてないはずなの。
みんなもね。
それなのに、振り入れのときに
「南へ、は、フレミングの法則みたいにして~」
って言ったら、全員が
「あぁ!フレミングね」
つって。
まさかの理解度100%。
フレミングってそんなに通じる単語だった?
あっぱれすぎない?
20年越しに耳に届いたフレミング、全員の左手を操ってた。
全員ちょっとしたヒップホッパーみたいな手ぇしてた。
だから「南へ」の振り入れは「風になる」と違ってたった1回でできたんだよね。
フレミングが偉大すぎることを再確認した瞬間だったな。
「きらめく陽射し」
ご老人のターン。
もうおじいちゃんとかおばあちゃんが、腰が曲がったまま1ターンかましてる感じ。
めちゃくちゃキツい。
むしろそれをやることによっておじいちゃんとかおばあちゃんになりかねないぐらい腰にクる。
「はじまるの」
昔はお手振りを肩のラインまでに留めてたみたいだけど(かまぼこライン)、20周年ドームのときは足元までいっててね。
「あぁ、ドームの1番上の階の1番後ろの列の1番端っこのお客さんにも見えるように振ってるんだなぁ」
って感じたんだよね。
だからお手振りの具合は個人にお任せ。
昔のスタイルでやりたい人は肩、ドームスタイルでやりたい人は足元まで。
「SEASON Comes」
たしかにSEASONが来てた。
でもここ、「ハイ、オペです」っていう覚え方にしちゃったんだよね。
ほんとにオペな感じでね、グローブを付けたドクターが今にも「メス」と言いそうな手構えだった。
「間奏」
まわしてぴょん吉、ぴょん吉。
これはこの時代ならではのスタイルに感じたな。
中期・後期って、ぴょん吉が2回入ることがないというか。
「もう1回これがあるんだ!」みたいなのがないというか。
だからすごく「はぁん、ここでもう1回ぴょん吉を!」みたいな感覚があった。
ところで「ぴょん吉」がTシャツの中で動くカエルのニックネームだってのは知ってて、そのTシャツを着てる青年がかけておくべきメガネを頭にかけてる、そういうアニメってことはわかるんだけど、そのアニメを観たことがないからタイトルがあやふや。
「そこんとこカエル」
みたいなやつで合ってる?
「後奏」
はにわの上位互換。
はにわってのはあの埴輪のことで、そのポーズに似てることからつけたんだけどね。
基本的に「はにわで~」って伝えるときって直立してたり、ななめを向いてたりで「身体がきついはにわ」ってのはほとんどないんだけど、これは身体がきついはにわだった。
はにわのまま1,2,3を待つってことはたぶん太陽のSEASONしかないんじゃないかな。
待った理由としては安室ちゃんだけが「4」から動くから、必死に3カウント待った。
しかもこのはにわ、いつものはにわと違って「回ってすぐ止まらなきゃいけないはにわ」で中々ハイレベルなはにわだったんだよね。
だからここはみんな右手とか左手が「どっちだっけ?」になりがちで、止まってる間に手をちょこちょこ直してるのがかわいかったな。
ミラーでみんなのこと見てるからそういうの見て「ふふっ」って微笑ましくなっちゃう。
「ぐっぱー、チチチ」
ラストのところ。
手はぐっぱー、ぱーぱーぱー
脚はインアウト、インアウトイン
だから、手が、ぐーぱーぐーになりがち。
同時にやるとどっちかができて、どっちかができないか、できてるようで両方できないかのどれか。
でも最後「バーン」でかまして終われるから(ごまかせるよ)。
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スタジオレッスンはいい。
ほんとにいい。
やっぱりみんなのスマイルが見れたり、みんなで踊ってることをダイレクトに感じられたり、その空気感だったりがリアル。
オンラインレッスンにはオンラインレッスンだけのバーチャルの良さもあるけど、スタジオにはスタジオにしかないリアルがある。
空間に響く音質がまったく違うとかもそう。
ちゃんとしたスピーカーを左右2台使ってるから音割れもないし、重低音もズンズン効くし。
テンションが上がるよ、やっぱり。
でも何よりテンションを上げてくれてるのはみんななんだよね。
一生懸命取り組む姿とか、できないときの表情とか、それができたときにパアッと変わったときとか、おやつタイムでおしゃべりしてるときとか。
ただ楽しい。
この楽しさはもうその場で肌で感じるものというか。
とにかく1回スタジオを体験してもらえればダンスの楽しさ、踊ることの楽しさ、安室ちゃんのすごさ、ダンサーさんのすごさなど、いろんな発見があります。
太陽のSEASONは全力系時代だから1番が終わったあたりではもう相当エネルギーを消費してて、2番のサビあたりからはもう気を張ってないと軸が取れなくなるぐらいの
運動量ってことも知ることができました。
今回もみんなでエンジョイしたね!
ありがとうございました!
(キツイはにわのおさぼりバージョン)