M17 Damage
5幕、決意。
「すべての責任を私たちが背負います、という覚悟でパフォーマンスしてください」
Damageの練習を始める前にJULIANとTOMOYOに伝えた言葉。
ステージメンバーの中でも、MASQ LIVEのサブ・プロデュースをしたいと立候補してくれたJULIANとMASQマネージャーになりたいと立候補してくれたTOMOYO
2人が背負ってくれた責任と覚悟は半端なものではなかったから強い気持ちを持った3人でのパフォーマンス。
背負う、という意味で背中を見せたくて花道先端からステージへ。
2人は上手と下手から。
3人で1点に集まって、気持ちを1つにして。
ゴーン、ゴーンと響く鐘の音に合わせた照明は店長の粋な計らい。
色も、揺れるスピードも、何も言わなかったのにこの世界に合わせて創ってくれた。
強い意志と、闘志と、血が滲むほどの努力をしてきた、赤。
手探りで進めてきたLIVE、暗闇、揺れてる照明。
全力でやってきた。
惜しむものなど今さらないし。
「負った傷はいつかは癒える」
「だからI can't じゃなくて、canとしてパフォーマンスしよう」
ラストは胸の前でハートをつくって、すくって、Heal this damage
I CAN heal this damage
この1曲を一緒にパフォーマンスしてくれてありがとう。
「あのとき崩れた瓦礫の」はTOMOYOをセンターに、想い想いのパフォーマンスをしようと自由にしたのだけど、本気パフォーマンスの初撮影日、帰宅してからのVチェックで私は泣いた。
TOMOYOの魂こもった渾身のパフォーマンスに涙が止まらなかった。
本番は背中を合わせているから見えないけど、背中でも感じる覇気。
たくさんのことを乗り越えて、それを全身で表現しようと試行錯誤して、この形になったことが自然と分かるほどのパフォーマンス。
背負ったことがある人にしか分からない重みがある。
気持ちを1つにして。
心と力を合わせれば強くいられる。
Break out my shell Cause I have enough pain
ハートをすくって
Heal
I CAN heal this damage
M19 Say the word
傷を負うだけ負った後は、羽ばたくだけ。
未来に向かって。
「永遠に続く道(未知)遠く果てしなく」
「新しい風感じながら今日も歩いて」
「光さえ見失って彷徨ったとしても」
「焦らないでたたかえる」
「MASQだけのために」
「ありふれた言葉がいい聞かせてほしい」
「Say the word and lead me there for you」
「一緒ならきっと」
「Say the word and it's my dreams come true」
「限りなくどこまでも」
この歌詞は、聴く人によって、観るものによって、パフォーマンスする側によって、いろんな感じ方ができる1曲。
大切な節目やJULIANとも何度も踊ってきたこの曲だけど、こうしてみんなで踊れることがまたうれしい。
この曲ももちろん出演希望メンバーは立候補で、MIMIは楽屋にいたけど、見えない場所でもみんなと同じように動いてくれていたし、最後の指差しも1人楽屋で天を仰いでいた。
MASQのLIVE当日なのにこの曲を「LINQ」としてJULIANと踊ってきたことを知ってくれてたMIMIは羽をモチーフにしたLINQのロゴでもある羽ピアスを揺らしてくれていた。
2番はMIHOをセンターにMASQ LIVE STYLE 2017ではNEW Arrangementバージョンでパフォーマンスしたけど、初心に還る気持ちを忘れないこと、進化したMASQも魅せることの意味を含めてサビは新旧ミックスの振りでパフォーマンス。
Damageから打って変わって爽やかに、笑顔で。
みんなで、楽しく。
ラストの「I just waiting for you to say the word」はMIHO担当。
ラストは1列に揃って、楽屋にいるMIMIと全員で、
「この場所から未来へ」
M19 Don't wanna cry
ステージには立たず、パフォーマンスもしなかった。
安室ちゃんの引退は涙を流した人が多かったと思うけど、MASQにできることがあれば全力でやるよ、泣かなくていい場所があるよ、誰かの何かの役に少しでも立つのであれば・・・
そういう気持ちで開催を決めたMASQ LIVE STYLE 2018
パフォーマンスすることもできたけど、じっくりと安室ちゃんの曲に耳を傾けることでそれぞれがそれぞれの想いに浸ってもらおうという話し合いの結果、キラキラとまわるミラーボールの中、LIVE映像の古い順に1シーンずつ歌う安室ちゃんの映像を流した
このとき楽屋では最後の1曲をパフォーマンスするための準備をしていたのだけど、みんな最高の笑顔だった
楽屋を出る直前に、輪になって、小声で伝えた。
「みんな、今日まで本当にありがとう!最後、全力で、楽しんで!!!!!!」
あたたかい気持ちで楽屋を後にした
そして、最後の1曲
MASQ LIVE STYLE 2018でパフォーマンスする20曲目
M20 Showtime
サポートメンバーのGENTA・TAKAも途中からステージに上がって9人でのパフォーマンス。
会場後方から一気に花道へ駆け上がって、わぁーっと騒いで、わぁーっと挨拶して、わぁーっと楽しく、全員が笑顔で、全員を笑顔にできるパフォーマンスで終わろうという意向。
カーテンコール
TAKA
GENTA
MIHO
MIMI
YURI
MEGU
TOMOYO
JULIAN
SERI
こうしてMASQが贈るLIVEパフォーマンスは幕を閉じたのでした。
ご来場頂いた皆様ありがとうございました。
次回記事は書ききれなかったメンバーの努力、神照明などの舞台裏を綴ります。















































