安室奈美恵さん専門

振付ダンスサークル

MASQ

 

MASQ LIVE STYLE 2018 【3幕】

 

M09 FAST CAR


TOMOYOが安室ちゃん再燃のきっかけになった曲。
マネージャーにも就任したのでオリジナル振り、照明、パフォーマンス自由演出などを一任。
「こんなに想いの強い曲なんだから一番いいように好きなように納得いくように創って欲しい」
という想いはもちろんある。
だけど、その完成図が「MASQ LIVE STYLE 2018」や「3幕」においてこれ以上ない最高のバランスで構成されているか?という視点は確認しなければならない。
MASQを背負う私としても歴史に残る大事な1曲だから絶対に納得いくものを一緒に創りたい。
ということを分かってくれてるTOMOYOから細かい確認が入る。

「こういう演出にしたいけど大丈夫?」
「照明は前後曲とかぶってない?イメージと合ってる?」
「フォーメーションはムリない?2人に負担はない?もっといいやりかたある?」

これに対してほとんど「OK」を出せたのは、MASQとして、を第一優先で考えてくれているから。
熱い気持ちを感じ取れるから私もできる限りTOMOYOの意思を尊重しながら
話し合ってどんどん詰めて仕上げていく。
バランスやパフォーマンスの関係でどうしても直してもらいたいところはきちんと伝える。
逆に「絶対こうしたい」というところはきちんと伝えてもらう。
そう伝えられていたところがオープニング。
PAST<FUTUREのソファ、カーテン、扇子、衣装をできるだけ再現したいと。
じゃあ、できる限りそうしましょうと。
ソファーは楽屋のを引っ張り出してGENTAとTAKAに運んでもらってL字に。
カーテンは2幕が終わってサポートのGENTAとTAKAに閉めといてもらう。
イントロでSERIとJULIANで開ける。
扇子はTOMOYOだけ大きい白で、JULIANとSERIは小さい黒にしよう。
衣装は好きなように創ってもらおう、JULIANとSERIの衣装目立ちすぎないようにしながらも黒扇子に合う黒レースを羽織りましょう。
こんな具合に決めていった。
言葉ではそれぞれ1行で終わる出来事だけど、実際はすんなりいくはずもない。
ソファを運ぶ時間がない、座るところが見えたらカッコ悪い、L字の向きが逆、カーテンが一瞬で閉められない、開けるタイミングが左右同時じゃない、扇子の向きが表か裏か分からない、黒はどっちのが自分か分からない、レースがCOMEXに引っかかって踊れない、破けないようにすると思い切ったパフォーマンスができない、などなど。
こういった細かい下準備をを限られた時間の中で試行錯誤しながら何回も何回も練習して、新しい案を持ち寄って、ミーティングして、実践して創っていく。

LIVEの再現率と登場のインパクトを高めるためTOMOYOを隠すオープニング。

登場


オープニングの雰囲気はこの会場でできる限りのところまでやることができた。
次に指定があったのがおはべり隊への要望。
「ソファの下でおはべって欲しい」


「先におはべり隊が踊ってて、私が出て行く」


「2人と絡みながら踊る」


「ソファーで1人でなんかする」


「2人がソファーに戻って私1人で出て行く」


「花道も私1人で出て行く」

ラストは扇子とソファーで。


TOMOYOが輝けば、それでいい、それがいい。
心からそう思えたのには理由がある。
マネージャーに就任したことで責任感が一層強まったこともあってMASQにかけてくれる愛情が誰よりも強かった深かった。
誰よりも動き、誰よりも寄り添って、MASQのことを最優先で考えてくれた。

 

 

 

M10 Hello


今はスマートフォンの時代。
だけどBEST FICTIONで使われていたのはガラケー。
これを再現しようと家から3台のガラケーを掻き集めてくれたTOMOYO
懐かしすぎて大盛り上がりのガラケー。
「とっといてよかった!数年後にこう使われるとは!!」
LIVEのデコ電みたいにしようよ、好きにデコろうよ!
ということで完成したのがこちら

手前からTOMOYO、SERI、JULIN作。

私のに関して伝えると裏面はHello738、表の数字738にストーン、画面にはメンバー全員のイニシャル。

このデコ電を使ったHelloは前曲のFAST CARのソファをどうにか活かせないか?ということで最初はお座りスタイルからのスタート。

動画には残ってるけどBEST FICTIONでコートを脱ぎ捨てるシーンも再現している。

これもレースを脱ぎ捨てたあとどこへ投げれば回収しやすいか、TOMOYOは袖がないからFAST CARのもこもこスカートを外せるような仕様にしておくとか、たった2カウントでもあらゆることを考えてやっとパフォーマンスが成立。
3人でセンターを回して、ラストは花道へ


これは完全にBEST FICTIONの演出の再現でこの瞬間にスカートに差し込んでいたデコ電を取り出しているところ。

そして花道へ。


普通にもしもしするだけでも十分だけど、おもしろ要素も取り入れようよという提案からこんなことが決まった
①アンテナを伸ばして電波を探す


ガラケーを使ってない人には分からない表現であり、ガラケーを使ったことある人には分かりすぎる表現。
アンテナを引き伸ばして空中で振ると、1本しかなかった電波の線が3本に増える現象が起きる。
電波が3本あると繋がりやすいからみんな手を高々と掲げて携帯電話を振るという行為をしていた。
また、電波が3本ある状態のことを「バリ3(さん)」と呼ぶ。
②写メ撮る


今でこそ「自撮り」というのが定着しているけど、昔はインカメラという機能がなかったから電話機自体をひっくり返して「たぶんこのへんなら入る」という絶妙な腕のバランスで撮影をしていた。
写り方のほとんどは肘を真っ直ぐに伸ばして手の平を下に下げるスタイルが流行っていた。
当時¥300で撮影できたストリートスナップというプリクラは全身撮影ができることで人気を博していて、ストスナのギャルキャラがフレームの下部でこのようなポーズを取っていることもあって定着のポーズ。
これを1×8カウントで表現してたからゴチャゴチャして分からなかったかもしれないけど、分からなくてもそれでもやりたい演出だから入れ込んだ

ラストはほんとに「738」とダイヤルしてHello

 

 

 

M11 SWEET KISSES


MASQ LIVE STYLE 2017でも取り入れた1曲。
同じ曲は基本的にやらない方針ではあったけど、2017のメンバー5人だけで踊る曲が1曲ぐらいあってもいいんじゃないかという考えでこの曲に。
3幕の雰囲気にも合うし、締めくくりもしっくりいく。
FAST CAR、Helloでは衣装のテーマカラーがピンクだったけど、SWEET KISSESの衣装カラーイメージはLIVEの赤、PVの黄色、水色、ピンク。
できれば5人全員で同じカラーを、とは思っていたけど曲間は10秒もなく、着替えは不可能。
それならばHello終わりにステージに上がってくるMEGUとYURIだけカラーを揃えていればバランスはいいよね、ということで普段のレッスン用に準備してあった黄色のワンピースが2枚あったからそれを2人にレンタル。
フォーメーションはMASQ加入順と真逆に1人ずつセンターを回すスタイルでトップバッターはYURI、1サビMEGU、猫パンチTOMOYO、2014シーンJULIAN、ラストSERI。


こだわったところはステージに座って足を組みかえる2014シーンの再現とキャンディー投げ。
お客様ともっと近くで触れ合えるように何かいいアイディアはないか?と全員が頭を捻って飴をプレゼント。
これを完成させるまでにはすごい時間がかかった。
飴を投げてちゃんとキャッチしてもらえるか?
当たったら痛くないか?
箱に入れるか?
箱のデザインはどうするか?
ビニールに入れるのはどうか?
MASQロゴの紙にメンバーの名前を直筆で書くのはどうか?
飴を入れるバッグはどうするか?
透明ならかわいいか?
中に敷物とロゴを詰めればアイテムっぽく見えるか?
サイズはA4がいいか?
どのタイミングでバッグを準備するか?
お客様から見えても綺麗か?
ステージにフックは貼り付けられるか?
S字フックから取り外しやすいか?
誰が誰のバッグか分かるか?
1秒で持てるか?
花道に出て投げて時間内に戻れるか?
1人何個が妥当か?
など。

朝7時にセットされたバッグを持って花道へ


さらに飴投げが終わってラストサビに行く前にGENICポンポンを全員が持つことに。

ポンポンはバッグに入れとくのはいいとしてもバッグがステージ上に残るのは美しくない、かと言って4幕準備で撤去できるメンバーはいない、それならば。
ソファーの後ろに大きなビニール袋を貼っといて、その中に入れるのは?
という案が出てきたけど、ガサっと音がする、テープが取れてしまったときにどうしようもないなど検証した結果、ソファーの後ろにタオルを引いて、バサッと落としても音がしない、
傷がつかない、3幕終わりでタオルにくるんで一瞬で撤去できるなどでこの案が決定となった。