安室奈美恵さん専門
振付ダンスサークル
✦MASQ✦
※この記事は数年前に書いたものなので現在のMASQブログとは少しテイストが違いますがリスペクトの気持ちがあることに変わりはありません
2017年1月
MASQ1周年の打ち上げの場でMASQ LIVE開催が決定。
当日、会場探しを開始。
どうにか唯一手が届きそうだったパセラグランデ渋谷店に下見予約。
ステージ慣れしてる樹里杏に来てもらったら話が早いかもってことで
数ヶ月連絡を取ってないけど下見の30分前という直前に唐突のLINE。
せ「ヒマだったら渋谷きてー!MASQでLIVEやることになって今から会場の下見行くの!」
じ「何時からですか!用事終わったらすぐ行きます!!」
これですー、これ。
LIVEやることになったっていうわりと衝撃的な内容は置いといてムダのない的確なレスと即決と行動力。
会場各所を要チェック。
広さ、豪華さ、照明、ステージ、スタッフ、設備、楽屋、サービス。
距離オーケー
1点だけ気にかかったことは会場使用最低保証料金。
ネゴシエイトをカマしてみると完全なるシャットアウトだったので違う方向からギリギリラインまで攻め込む。
めっちゃ攻め込む
その結果、「2時間5万円」の打ち合わせを好条件での権利をGET!
他会場では不可能、先行投資しても価値ある会場、メンバーに相談して回答待ちでは行動が遅すぎるから契約書にサイン。
公的な書類に「MASQ」と筆記したのはこれが初めてで、すごい責任を背負ったんだなという
重みを感じながら軽めのカフェに移動。
ざっと組んだLIVE構成を説明してこの日は解散。
翌日、メンバー全員に契約までの流れと当日までのスケジュールについて連絡。
「急発進します。しっかり捕まってないと振り落とされるよ」とアラートを鳴らして
時速73.8kmでスピードスタートを切った1月。
2月
・奈美恵ちゃんの東京公演
・振付動画撮影+配信
・MASQ専用口座開設
・LIVE曲振り入れ
・FULL MOON振付レッスン
自由に使える土日が一切なくなる。
平日は頭、土日でカラダを使う生活リズムができあがる。
奈美恵ちゃんのLIVEからバラードを抜いた曲数がダンスナンバーだからこれを基準にセットリストを考慮して17曲に決定。
3月
1回で6時間以上の練習が基本STYLEになってきてSOクレイジー何もかも状態。
宿泊ありのMASQ合宿も開催。
金曜は土曜レッスンの準備、土曜は終日練習、日曜はデータ編集。
月~木は事務処理+スケジュール管理。
ここに1人1人のメンタル調整、野外練習、衣装などのミーティングなどがぶち込まれてプライベートタイムは皆無。
1月時点でこうなるとは覚悟してたけど自分が想像してた以上の忙しさにてんてこまいを舞う。
4月
自分の体力・気力を考慮した上でメンバー全員に出演曲を決定してもらう。
曲ごとに人数が確定してすぐに17曲分のフォーメーション構成に取り掛かる。
センター、左右前後が全員に行き渡るように。
観ていて飽きないフォーメーションに。
5月
初の照明ミーティング。
会場担当者が江原さんに変更。
名古屋でLIVE練習。
6月
LIVEまで1ヶ月を切っていよいよ大詰めというときに様々な事情でメンバー4名が脱退。
緊急ミーティング。
フォーメーション17曲を0から。
組み直し、覚え直し
3月の時点で6時間だった練習時間が12時間になる。
ToDoリストがありすぎて3時間睡眠で会社に出勤する鬼ライフ。
メンバーのみんなも疲労とメンタルがピークに達していた時期。
江原さんがパセラの店長だと今更知る。
知ったところで「天井にカメラつけて撮りたい」ってワガママ言っても私たちに従順な自称「ドドエス」店長は高所恐怖症でも脚立に登ってくれる。
内心ぷるぷる
7月
LIVEまで1ヶ月を切る頃にはどんだけキツくても全員がただ前を向いていた。
キツいはずなのにみんなが笑う時間が増えていた。
1月時点では個人の気持ちにバラつきがあって、どうやってまとめていけば1つになれるのかをすごく悩んだけど「7月になれば最終的に絶対1つになる!」と確信していた通り、やっぱり1つになった。
いよいよ、本番。
6ヶ月をすべて詰め込んで。
ゴールではなく、MASQのスタート。
「・・・・・ここから、きっと、いつか、動くよ」