■フェンダー

コンボアンプがメイン。

代表は

クリーンならツインリバーブ

ブルースならベースマン、ヴィブロバーブとか。


1.ツイードアンプ(47〜)

Bassman.jpg

フェンダー初期のアンプ。

50sに活躍、ロックンロールに使われた。

ツイードが外装に使用されている。

クランチ、ロック・ブルース向き。

時期で三区分(①TVフロント/②ナローパネル/③フロントパネル)される。

(1)Bassman(ベースマン)

元々プレシジョンベース用に作られたが、ギタリストに人気が出た。

枯れた歪み、ブルースに合う。

ツイード系で最大出力(4×10等)。

マーシャル等多くのアンプの元になった。

(2)Champ(チャンプ)

低出力の分(8×1)、歪ませやすい。

クラプトンがLaylaで使用。

(3)Dluxe(デラックス)

チャンプの大型(12×2)

ツイードデラックスは一般的にこれを指す。

(4)Twin(ツイン)

57年製が高評価。

ツイードツインと呼ばれる。

クラプトン、キースリチャーズ使用。

(5)Princeton

ミドルコントロールない


2.ブラウンフェイス(59〜64)

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ツイード〜ブラックフェイス間の過渡期モデル。

ツイードアンプの全てがブラウンフェイスに移行した訳ではない。

つまみが前面に配置、外装がツイードから革張り(トーレックス)になる。

Brown:薄茶色。ブラウントーレックス

Blonde:白っぽい外装に白いつまみ。ホワイトトーレックス

(1)Vibroverb(63〜)

ブラウンフェイス期の新モデル。

回路が他の製品(Tremolux、Vibrolux)に似ており、差別化を図れず、すぐにリバーブを装備したブラックフェイス仕様に移行。

1×15、40W.トレモロあり。

レイヴォーン使用。

(2)Twin-Amp

Blonde仕様に刷新されたTwin。

VibrasonicとこのTwinをフラッグシップに位置付け。

パワー管6L6×4、12×2発、80~100Wの大出力。Twin Reverbへの布石。

(3)その他(Axe-fxでモデリングあり)

Surper

Concert


3.ブラックフェイス(黒パネ)(63〜67)

Twin.jpg

スプリングリバーブが搭載され、名前がモデル名+リバーブのものが多い。

(1)Twin Reverb

Bassmanと共に最も有名なフェンダーアンプ。

美しいクリーンサウンド。

名前は、Twinに+リバーブだが、ツイード期のTwinとは別アンプで、歪まずクリーンを大音量で出す狙い作られている。

当時はジャズやカントリーに人気、ロック系は低出力のDeluxe Reverb、ツイードアンプを使用。

(2)Surper Reverb

デラリバとツインの中間的

4×10、40W

明るい歪み、大出力や完全クリーンが不要なギタリスト向け。ブルースに人気。

レイヴォーン使用

(3)Delux Reverb

ミドル/ブライトスイッチなし1×12

エリックジョンソンが使用してるっぽい。

(4)その他

Tremolux

Princeton reverb

※音作り(マジックシックス)

第一期ブラックフェイス(60s中期)のセッティング。Vol(ゲイン)6、トレブル6、ミドル3、ベース2、「6、6、3×2」、BriSwオン、リバーブ2

4.シルバーフェイス(67〜81)

CBS社が権利を買い取り、パネルを銀色にするなど仕様変更する。ブラックフェイス期とは徐々にかけ離れていき、人気が低迷する。

ラインナップはブラックフェイス期と同じ感じ。


5.Ⅱシリーズ(83〜85)

再起を図ったシリーズ。

4モデル(Champ II、Princeton Reverb II、Deluxe Reverb II、Twin Reverb II)あり、いずれも2チャンネル仕様、クリーンとリードの切替が可能。


6.レッドノブ(赤ノブ)(87〜94)

フェンダー社に再興される。

Super、Concert、The Twinの3機種

(1)The Twin

通称赤ノブツイン。

2Ch、クリーン〜歪み(ブルース)まで広くカバー


7.リイシュー(90〜)

アンプ業界でリイシューが流行。

3モデル(①59年ツイードBassman、②65年ブラックフェイス期Twin Reverb、③63年ブラウンフェイス期Vibroverb)がラインナップ


8.Vibro-King(カスタムシリーズ)(93〜)

フェンダー最高峰と高評価。

クリスタルクリーンとパワフルODで、ツイードとブラックフェイスの良いとこどり。


9.現行

(1)Surper Sonic(07〜)

現代アンプ。クリーンから歪までカバー。

(2)Hot Rod、ブルースJr(06〜)

現代風ツイード。マイケルランドウのシグネチャあり。