Fractal audioのサイトにAxe-fx wikiなるものがあります。

Axe-fxだけでなく、Ax8やFX8を含めたfractal製品の辞典みたいなサイトで、役立つ情報がありそうなんですが、なんせ英文です。。


翻訳しきれませんが、
AX8を使いこなす助けにとまとめました。


今回は、プリセットを作る際のシリアル、パラレルについて!


若干マニアックかもしれないけど大切!

ラックシステムのやり方が
Axe-fxやAX8でもそのままとは限らないよ!



■シリーズ/パラレル ルーティング基礎
①シリーズ(1列)又はパラレルでエフェクトを設置できる。 
    ・Axe-Fx IIとAX8:4×12グリッドを使って広範囲のルーティングが可能
     ・FX8:省略
②パラレルルーティングは、トーンのロスを防ぐため伝統的なアナログリグでは一般的な手法だが、Fractal Audioギアを使用する場合、トーンロス防止のためにパラレルルーティングを使う必要はない。
パラレルルーティングは、ディレイやリバーブを独立した経路にすることができる。そうすればメインの信号に影響を与えず、特定のエフェクトの後にエフェクトを置いて使用することができる。また、Axe-Fx IIとAX8では12列の制限を乗り越えて、1つのプリセット内に12コのエフェクトより多くを置くことができる。
③ドライ信号がメインパスを通ってエフェクトに影響を与えるため、トレモロやコンプレッサのような100%ウェットのエフェクトはパラレルパスに置きたくないと考えられている。

■シリーズ/パラレルルーティングとエフェクトミックス/レベル/インプットゲイン/バイパスモード
①シリーズでエフェクトを使用する時、Mix値(利用可能な場合)は、ドライレベルにも影響しうる。これは、希望のエフェクトレベルにするためにMix値が100%(完全にウェット)に設定されたりLevelやInputGainが使用される場合、パラレルの列にあるエフェクトには当てはまらない。
②だから、パラレルでエフェクトを使用する場合は、いつもMix100%に設定して、希望のエフェクト量にするためにLevelを使うこと。
InputGainがあるエフェクトでは、Levelを0dBにしてInputGainを使って希望のエフェクト量にする。
また、Mix100%に設定すると、望まない音量の増加となる、二重のダイレクト信号パスができることを防げる。
エフェクトがパラレルで置かれる場合メイン信号と合流する、エフェクトが通すダイレクト信号をバイパスすると、全体信号レベルが増えうる。
④これを防止するためには、Mute OutかMute Inの適したバイパスモードを選び、Mix0%や Thru Mute FX In / Mute FX Outを使用しないこと。
⑤FX8はスマートコントロールを使ってこれを自動的にしていて、エフェクトをシリーズからパラレルに移動した時に、自動的にMixとLevelとバイパスが調整され、逆戻りまたしかり。Axe-Fxには(まだ)スマートコントロールはない。
シリーズで25%Mix/Level0dBが、パラレルでMix100%/Level-12dBと等しい。
⑦Bakerman:デシベルはログ対数を使っていて、〜6dB上昇が分かるには電圧(同じ信号のパス)を2倍にする必要があり、1から2が2倍、2から4が2倍、2から3(1.5の電圧ゲイン)はちょうど〜3.5dB上昇。・・・訳自信なし
⑧dBの点から考えず、便宜上1Vを置いたと仮定する。2列追加すれば2Vの出力が得られ、そのとき6dB増える。3列追加すれば3Vの出力が得られ、9.5dB増える。4列追加すれば4Vで12dBとなる。
⑨Forum member GM Arts:  パラレルの2つのブロックを1つのブロックに結合すると音量が大きくなる・・・というのに沿ってよく見るコメントをカバーするちょっとしたトリビアがある。
2つの信号をが足されるため、音量のブーストなしで合わせるには、2つのブロックの出力レベルを減らす必要がある。等しくミックスするために、各ブロックは-6dBに設定しなければならない。明白でないのは等しくないミックスのために使うべきなのがどのレベルかということで、そこで、ここにそれらがある。このことは、それぞれ同じレベルの2つのブロックを音量変化なしで1つのブロックに結合することにも当てはまる。

-6dB    -6dB
-5.5dB  -6.6dB
-5dB    -7.2dB
-4.5dB  -7.9dB
-4dB    -8.7dB
-3.5dB  -9.6dB
-3dB    -10.7dB
-2.5dB  -12dB
-2dB    -13.7dB
-1.5dB  -16dB
-1dB    -19.3dB
-0.5dB  -25dB