やっと今年に入った・・・。(笑)

< 2006年1月のエントリー >
タイトルだけ見ても、この月濃いなぁ。(笑)
そんだけ重要な話も多い。

年頭の辞

酔っぱらって書いた、新年の挨拶。
まぁ、轢かれたら立ってた所が悪いってことで。( ´H`)y-~~


合邦問題(五十九)

突然ステージの真ん中に躍り出る菊池忠三郎。
杉山茂丸や内田良平との会談の報告にある、一進会の合邦声明後予想に反して窮状に陥り、合邦成功の見込みも無く、このままいけば一進会は瓦解し暴徒に変ずるかもしれないということで善後策協議して、内田は一旦一進会と縁を断った方が得策だろうとの意見を述べたり、非常に面白い。
又、これも稀にネットで部分引用されたりしてますが、菊池忠三郎が桂から受けたとし、曾禰は「素より信用致さず」とした内訓。
「別紙内訓は総理が杉山に口頭にて達せられたるも、口頭にては証明困難なるを以て、桂侯の面前に於て筆記し、総理の証認を受けたるものなり。」って、あり得ねぇから。
いつも通りのこいつ等の嘘だろ、と。


合邦問題(六十)

連載最後の第60回。
李容九と宋秉畯の会談内容を取り上げていますが、最後の合邦運動に関するまとめが、俺、乙って感じ。(笑)
つうかさ、アジア主義者の言うことには、眉に唾付けて見ようね。( ´H`)y-~~


併合前の各団体状況(一)

海野福寿が『韓国併合』で引用してるのは、1910年8月4日の読売新聞記事。
僕が公開したのは、その元になったもの。(笑)
それは兎も角、ここでは各団体の概要と、人数を見てみようと。
ま、人数は参考でしかあり得ませんけどね。
で、第一回は一進会。


併合前の各団体状況(二)

第二回は、大韓協会と国民同志会、国民協成会、政友会の各概要。
合邦問題で、「二千万同胞は、排日行動を為すは当然なり」とか言ってた金宗漢が、韓日親善が綱領に入っている政友会の総裁になっているのは笑い所。(笑)


併合前の各団体状況(三)

この回は、政治的団体として最後に進歩党、それから宗教団体に移って天道教、侍天教、孔子教について。
そんなに面白い記述は無い。


併合前の各団体状況(四)

宗教団体は大極宗教でお終い。
その他、商業団体として大韓商務組合、教育事業団体として西北学会。
まぁ、概要だけなので、そんなに面白い記述は無いです。


併合前のキリスト教団体状況(一)

今度はキリスト教の各団体の概要。
韓国におけるキリスト教伝播の経緯と各会派の状況、長老教会派、美以教会派まで。
まぁ、半島豆知識な感じ。


併合前のキリスト教団体状況(二)

天主教、救世軍の状況。
ここで別途取り上げている、救世軍に関する史料中、「新奇と誇大を好む韓人思想」って表現は、つくづく的確だなぁと思ったりするわけです。(笑)


併合前のキリスト教団体状況(三)

この回は、基督教青年会の状況と、キリスト教の布教状況、宣教師・韓国人牧師等の態度について。
「外国の圧迫を免るるには耶蘇教に入るの外、道なし」とか、「耶蘇教徒は、官憲の干渉を受くることなし」なんて勧誘を未だにしているようです。(笑)


併合前のキリスト教団体状況(四)

連載最後は、信徒の感想、信徒の職業、宣教師の布教成功の原因が述べられています。
「日本の領土に帰するも其圧迫を受くることなく、生命財産は安固なり」とか「耶蘇教に依り国権の恢復を図らん」とか、幸せ回路全開。


宋秉畯と大隈重信

個人的な備忘録的エントリー。
宋秉畯と大隈重信の繋がりについて。


春生門事件(一)

閔妃殺害事件(乙未事変)の後、カウンタークーデター的に起こった春生門事件。
閔妃殺害事件の前に、李範晋は王妃の命令によって閔派内閣を組織し、金宏集等大臣を暗殺する計画を建てていたが、閔妃殺害事件が起こった為に失敗したそうで。
そうしているウチに、金宏集内閣が11月26日に趙義淵と権濚鎮を免官。
これを李範晋等が「ラッキ~♪」として、2日後の11月28日に事件を引き起こす事になります。


春生門事件(二)

事件起こす前から、李範晋はマークされ、おまけに金振都というスパイまで送られてたりするわけですな。
おまけに全然味方に出来てないヤツにまで、計画を言っちゃうわけで。
そりゃばれて失敗しますわな。


春生門事件(三)

バレバレな状況の中、遂に春生門事件が起きます。
そんな中で、「ホーレス・ニュートン・アレン」と、非武装ではありますが水兵が王宮方面から帰ってくるのが目撃されています。


春生門事件(四)

事件のうち、王宮内での経緯について。
事件を防いだとはいえ、兵士4人逃走して伍長捕縛とか、危ない場面もあったようです。(笑)


春生門事件(五)

射撃姿勢とられただけで撤退する反逆軍。(笑)
宮殿内では、アメリカ人が押し入ろうとして拒まれると、ピストルを出して威嚇。
その事に当直士官が怒り、恐らく哨戒の兵士等に銃口を向けさせると「No!No!」、と。(笑)
ただ、アンダーウッドとエビソンが、宮中侵入に成功します。


春生門事件(六)

事件後、小村が各国公使に会うと、ロシア公使は最初から頭を垂れて何も言わないんですね、何故か。(笑)
で、事件関連者として名前が挙がったのが、李範晋・李允用・李完用・玄興澤・李夏栄・李采淵・閔商鎬・尹致昊父子・李学均・安駉寿・李載純。
後に露館播遷でも活躍する方々です。


春生門事件(七)

結局、ロシアがこの事件に介入したのは政治的な理由に基づき、アメリカ人が介入したのは個人的な理由だろうと考えられていたようです。
最終的に、李完用・李采淵・玄興澤・閔商鎬の4名は、事件後アメリカ公使館に逃げ込んだけど、シル公使から退出を要求されて法部に泣きついて、結果謹慎だけ。
李載純は皇族だけあって、刑は免除され地方で謹慎。
ダイとニンステッドは、王宮守備の嘱託を解雇。
死刑となったのは、結局李道徹と林景洙の2人だけで、結局首謀者の李範晋は逃亡しているために、処分決まらずという結果になったのでした。


春生門事件後の政治状況

閔妃殺害事件と春生門事件を乗り越えた内閣は、それなりに団結力があるわけです。
「このまま上手く歯車が回っていけば・・・その後も大きく変わったんだろうなぁ・・・。」というのは、マジな感想。


俄館播遷(一)

結構気に入ってる俄館播遷の連載。(笑)
高宗が、純宗と共にロシア公使館に逃げ込むんですね。
で、現内閣の更迭と、禹範善・李斗璜・李範来・李軫鎬・趙義淵・権濚鎮の首を切って高宗の元に持ってこいという勅令と称する掲示文が貼り出されます。


俄館播遷(二)

金宏集総理と鄭秉夏農工商大臣が警務庁に捕縛され、警務庁門前の道路で斬殺され、曝され、夜になって遺体は焼却処分されます。
尚、日本側はロシアと衝突しない事に留意している模様。


俄館播遷(三)

高宗自身が、身が危険だからロシア公使館に逃げたと言っている以上、誰もどうしようも無い。
そんな中、市街に曝された金宏集と鄭秉夏の死骸を見物に行った、長崎県の田中秀一が韓国人に殺されます。
野次馬根性出してんじゃねーよ、と。


俄館播遷(四)

事件の詳細経緯が報告されます。
「金宏集内閣が日本兵と共謀して反逆し、国王を退位させようとしている」という書状が発端。
事件自体は閔妃暗殺事件の復讐から引き起こされ、高宗も李範晋に向かって、一度復讐の念を晴らすことが出来れば国が滅んでも良いと明言したらしい。


俄館播遷(五)

事件の解決に向けて積極的に動く国は無い。
小村も、訓令があるまでは邦人の安全保持と、ロシアとの衝突を避ける事に専念と、放置プレイに出る事にしたわけです。
この時点で長期化決定。(笑)


俄館播遷(六)

折角露館播遷に成功したのに、早速新内閣内で政争が始まり、半島は無政府状態に陥ります。
韓国人のサガなんでしょうなぁ・・・。
で、小村は、朝鮮独立の担保と朝鮮内政の共同監督を基礎として、ロシア公使と協議するのが、朝鮮問題解決の近道だろうとするわけですね。
この辺の発想が、小村=ウェーバー協定に繋がっていくんでしょうね。


俄館播遷(七)

趙義淵・李範来・李軫鎬等の、首持ってこいと名指しされた連中は日本に亡命。
一方、在露公使の西が、事件に関してロシア外務大臣にいつまでこの状態続けんのよ?と尋ねると、本当か嘘かは不明ながら、ウェベルからの報告が少なくてよく分かんねーよ、と言われてしまいます。(笑)


俄館播遷(八)

この回では、各国の反応を見ることができます。
無関心か、このままロシアの保護国になるんじゃね?っていう雰囲気が各国に漂ってますね。


俄館播遷(九)

金宏集と鄭秉夏に続き、元度支部大臣魚允中が郷里に帰る途中に賊に襲われて死亡します。
で、事件前ロシアは、水兵・大砲だけでなく、糧食隊20名と糧食弾薬も運び込んでた、と。
後は、金宏集が「最早一身を顧みるの時にあらず」として高宗に忠諫しに向かった所を、捕まって殺されたんですね。
カワイソス・・・(´・ω・`)


俄館播遷(十)

事件の詳細な経緯が続きます。
「金宏集内閣が日本兵と共謀して反逆し、国王を退位させようとしている」という先の書状を元に、高宗と純宗は女官の乗る駕籠に乗って宮中から脱出したのは印象的。
先に斬殺された金弘集と鄭秉夏は、死体の足を縄で縛られ、ソウル中央部まで引きずられて晒され、「大逆無道金弘集・鄭秉夏」と張り紙された、と。
罪名は、金宏集は閔妃の廃位の主唱者として上疏を書いたため。
鄭秉夏は、それを高宗に捧呈したため。
閔妃の殺害、全く関係在りませんな。( ´H`)y-~~


俄館播遷(十一)

金宏集・鄭秉夏・魚允中以外の閣臣等は、それぞれ日本の守備隊営所等に逃げ込んで無事。
逆に、春川の暴動で捕まっていた者、春生門事件で流罪にされた者は赦免され、京城内の人心を鎮撫等の布告が出されます。


んー、この月結構楽しかったな。( ´H`)y-~~