前回のブログ『何度もトイレに行きたがる母』の続きです。
クエチアピンを内服した次の日の
母親の様子はというと・・・。
まだ薬が効いているのか、とても
静かでした
あと驚いたのが、震えが全く
見られなかったのです
この時私はようやく、昨日までの
痙攣のような激しい震えや
妄想、幻覚、暴言といった症状は
メネシットの副作用だったに
違いない
と確信しました。
母親は「進行性核上性麻痺」という
パーキンソン症候群の病気です。
この病気は、脳で作られる
「ドーパミン」というホルモンの量が
減少してしまうことで
様々な症状が出現します。
そこで「ドーパミン」を補うために
母親には「メネシット」という薬が
処方されました。
でも・・・。
今度は「ドーパミン」の量が増えすぎて
統合失調症のように
なってしまったのです
昔は精神分裂病と言われた統合失調症
この病気は、「ドーパミン」が過剰に
作られることで発症すると言われています。
なので、叫んで動き回り、暴言を吐き
幻覚が出現した母親に、今度は
ドーパミン受容体遮断薬である
「クエチアピン」を飲ませてみると
何ということでしょう
おとなしくなり、震えも
止まったのです
おそらくメネシットのせいで増えすぎた
ドーパミンが、クエチアピンを飲んだ
ことで、一時的に減ったのでしょう。
ただ・・・。
母親はおとなしくなっただけではなく
今度は足がすくみ、動きが悪く
なってしまいました
もしかしてドーパミン
減り過ぎたか
実は3日前の神経内科受診の日
母親が朝から狂っていたので
いつもは1日2錠飲んでいるメネシットを
私が勝手に1日1錠に減らしていたのです。
その翌日から、薬がメネシットから
ドパコールに変更になりましたが
やはり勝手に1日1錠にしていました
そして昨日、クエチアピンを飲んだことで
どうやら母親の体内のドーパミン量は
逆に減りすぎてしまい、すくみ足や
不動といったパーキンソン症状が
出てしまったみたいです
続きます。
【まこのおすすめ商品】
パーキンソン病関連の本って
いろいろあるんですね。
音楽療法というものがあることも
知りませんでした。
1度、母親にもしてみようっと
みなさんもいかがですか