志望校を下げる

 

受験が近づくと、志望校を下げる人がいます。

私は、進路について何も言いません。

本人とご家族が行きたい学校に行けばいいと思っています。

 

先生によっては、志望校を下げる提案をする先生もいるでしょうが、

私は絶対にしません。

 

志望校を下げるメリットは、合格しやすい学校を受験することができる

この一点ではないでしょうか。

 

デメリットはたくさんあります

 

その一つについて今日は書きますね

 

受験生が志望校を下げる理由の一つに、

「落ちた時のがっかりした感情を感じたくない」があります。

これは無意識に失敗を嫌うところからきているので自覚がない人がほとんどです

ですから、否定する人もいるかもしれませんが。。。

 

このがっかりした感情を感じたくはないというのは、

志望校を下げるという行動以外にも伝染します。

たとえば

次の学校に進んだら、色々やりたいことができるはずです。

その中には努力が必要なものもきっとあるでしょう。

この志望校を下げるという行動をすることによって、

「落ちた時のがっかりした感情を感じないようにした」人は

次の目標に対しても、もしかしたら達成できないかもしれない、と思った時に

目標を下げるか、諦めてしまう可能性があります

志望校を下げるたった一つのメリット、

合格しやすい学校を受験することができる、を得るために

目標が達成できなさそうになると、

ハードルを下げるか、

あきらめるというデメリットを被ることはとてももったいないことだと思いませんか?

 

それよりも最後の最後まで志望校を変えずに、

全力の努力をしていた方がよくないですか?

 

高校受験なら12月の三者面談まで

大学受験なら、不合格のデメリットは高校受験ほどではないので実際に受験するまで

全力の努力を続けましょう。

 

あきらめることはいつでもできます。

それを「落ちた時のがっかりした感情を感じたくない」

というだけであきらめるのはやめましょう

 

さあ、最後まで一緒に頑張りましょう!!