毎日、

朝食に麩前さんの『丁字麩』を食べていますが、

切らしてしまったので、

かねてから気になっていた、

半兵衛麩さんの

『京麩』の『すきやき麩』を食べてみました。


半兵衛麩さんは元禄2年(1689年)創業の、

京都市の麩屋さんで、

『京麩』は半兵衛麩さんの登録商標だそうです。


『すきやき麩』は、

円柱型の麩を一口大に切った形をしていて、

焼き色のついている部分以外は白っぽい麩です。


切り口も当然白っぽく、

びっしり詰まっているように見えます。


袋には、

「きめが細かく、

目がしっかり詰まっているので

火を入れても煮崩れしにくいのが特徴です。」

と書いてあります。


また、

「水に3〜5分浸けて戻し、

固く絞ってから、

すきやきやお鍋などのお料理にお使いください。」

「沸騰している中に水戻しせず入れると

固く縮んでしまいます。」

とも書いてあり、

食べ方の説明が丁寧です。


毎朝の『丁字麩』のように

味噌汁に入れて食べたかったので、

1回目は、

『丁字麩』と同様に、

水に浸けてから絞って椀に入れて味噌汁を注ぎました。


固く絞りすぎて形が崩れてしまい、

味もイマイチでした。


2回目は、

水に浸けてからじっくり形を崩さないように絞って、

火から下ろして暫く経った、

食べ頃の味噌汁の入った鍋に暫く入れておきました。


美味しかったです。


昆布だしの京風お吸い物に合いそうな、

きめの細かな食感の品の良いお味。


『丁字麩』を食べる前は、

「お麩ってこんなイメージ!」

だった食感にお味です。


3回目は、

水に浸けてからじっくり形を崩さないように絞って、

沸騰して火を止めた直後の味噌汁の具の入った鍋に、

暫く入れておきました。


これは美味しかったです!


つるんとして、

もちもちした食感と品の良いお味に香り。


煮込み用の麩なのだなぁと改めて思いました。


すき焼きは当然でしょうが、

煮物にしても美味しそうです。


残りも少なくなってきました。


次に食べる時も楽しみです。


半兵衛麩さん、

美味しい麩をありがとうございます。


そして、

半兵衛麩さん、

歴史を守っていただいて、

ありがとうございます。


真由美