マコモダケのオーブン焼きを食べました。
マコモダケは、
イネ科マコモ属の多年草のマコモ(別名ハナガツミ)の、
寄生した黒穂菌の影響で肥大した茎の部分だそうです。
マコモは東アジアや東南アジアに広く分布していて、
日本では
全国の河川や湖沼の水辺に群生しているそうです。
マコモは巨大なイネのようで、
草丈が2〜2.5mにもなるそうです。
古くから食用・薬用として用いられ、
日本では「古事記」「万葉集」にも出てくるそうです。
黒穂菌の胞子は成熟すると墨のように真っ黒になるので、
かつては
マコモダケから採取したものを「マコモズミ」と呼び、
お歯黒や眉墨や漆器の顔料にしたそうです
(参考; 『旬の食材百科』)。
マコモダケの葉を取り除き、
茎だけにして、
ひとつまみの塩をふりかけ、
オリーブオイルを敷いた耐熱容器内に並べて、
オーブンで焼きました。
食べる時に
ナイフとフォークで切り分けながら食べましたが、
硬いので、
先に一口大に切っておいたほうが食べやすいと思います。
噛み切れる程度に筋っぽい筍のよう。
甘くてコクがありました。
食感も楽しめますね。
とても美味しかったのですが、
淡い香りを楽しむなら
オリーブオイルは匂いが強すぎるかもしれません。
素焼きにしたり蒸したりして、
醤油を垂らす食べ方も試してみたいと思います。
生でも食べられるそうですよ。
美味しかったです、
ごちそうさま!
真由美