「毎日、
種類の違う茄子を食べられて幸せ」
と私が言ったら、
「私がそれだけ好きなものというと卵だな」
と夫が言いました。

びっくり。

私は卵というと、
決まって朝食に食べるもので、
好きも嫌いもないと、
何となく思っていました。

好きも嫌いも考えずに、
美味しい美味しいと思って食べていました。

「卵料理は何でも好きだけど、
一番好きなものは目玉焼き」
と夫。

「私は目玉焼きなら、
ベーコンエッグを好き」
と私。

「ベーコンエッグも美味しいね」
と夫、
「でも、
ハムエッグのほうが好き」。

私は、
ベーコンエッグと
ハムエッグの比較をしたことがありませんでした。

「私はベーコンエッグのほうが好き」
と私。

最近は、
夫の要望で休日に
キャベツ卵を食べることが多いですが、
何でも、
夫は結婚するまで、
キャベツ卵を食べたことがなくて、
キャベツ卵は私の味なのだそうです。

私には、
キャベツ卵は「おばあちゃんの味」です。

キャベツ卵って食べませんか?

千切りのキャベツをフライパンで炒めてから、
キャベツに浅めの穴を掘って、
卵を落として蓋をして、
暫く弱火で熱して黄身が半熟の目玉焼きにします。

やや焦げたところが香ばしくて美味しいですよ。

とろりとした黄身が
白身やキャベツにからまって、
これもまた美味しいです。

キャベツ卵は夫の好物のひとつになったそうで、
嬉しいです。

でも、
長いこと夫婦をやっているのに、
知りませんでした。

グルメな夫の一番の好物が卵だったとは。

真由美