2022年北京オリンピックのフィギュアスケートの
男子シングルSPで、
昨季世界2位でシニア2季目の鍵山優真選手が2位・
平昌オリンピック2位の宇野昌磨選手が3位・
オリンピック3連覇を狙う羽生結弦選手が8位
となりました。

日本選手では1番目に登場した羽生選手は、
冒頭の4回転ジャンプで、
他選手のつくった氷上の穴に乗っかってしまい、
1回転に。

ジャンプがひとつまるまる抜けたわりには
高得点が出ましたが、
逆転優勝は難しそうな8位スタートとなりました。

「何か僕悪いことしたかな?」
「氷に嫌われちゃった」
インタビューでの言葉に無念さが伝わります。

調子は良く、
ジャンプが成功するパターンだったとのこと。

この『序奏とロンド・カプリチオーソ』は
高得点が期待できるプログラムだっただけに、
オリンピックでも完璧な演技を観てみたかったです。

今大会では、
指導を仰ぐブライアン・オーサーコーチの
帯同がないとのことですが、
羽生選手が断ったのかな?

きっとオーサーコーチは、
演技の終わった羽生選手をハグして、
元気の出る言葉をかけたかったでしょうね。

宇野選手は、
4回転-3回転のコンビネーションジャンプの着氷で
手をついた以外は団体よりも良い出来で、
パーソナルベストを更新。

手をついたのにパーソナルベスト?
と宇野選手は驚いたそうですが。

衣装も、
団体で着た赤色よりも今までの灰色の衣装のほうが
この曲には似合っていると私は思っていたので、
選んでくれて良かったです。

新型コロナウイルス陽性反応でスイスに留まっていた、
ステファン・ランビエールコーチが合流できたようで、
良かったですね!

鍵山選手は素晴らしい演技でした。

技術的なことは全て美しく決まり、
踊りがのびのびと楽しそうで、
とても良かったです。

相手が技術で図抜けている世界3連覇中の、
ネイサン・チェン選手でなければ、
この演技ならオリンピックチャンピオンになれそうです。

SP1位はチェン選手。

美しく力強いバネのあるジャンプが印象的でした。

羽生選手の世界記録は更新されてしまいました。

全然失敗する感じがなく、
安定した素晴らしい演技でした。

フリーでどうなるのか、
とても楽しみです。

真由美