今回は「無形の力」について書かせていただきたいと思います
一体無形の力は何なのかと言うと
人間性・考え方・生き方・取り組み方・創造力・勢い・気持ち・やる気・性格・思考力・判断力・決断力・過程などの
目には見えない力のことを言います。
前の日記で書いたBEに当たる部分のことです。
これとは逆に「有形の力」というものがあります。
技術・ノウハウ・物・見た目・体力・結果などといった
目に見える力が有形の力です。
前の日記のDOに当たる部分です。
どちらも大切な力であることに変わりありません。
でも世の中ではどうも有形の力ばかりが
重視されて取り上げられていると思います。
皆有形の力ばかり意識していて
なかなか無形の力を意識している人はいませんよね。
例えば野球で言うと
野球では
野球の取り組み方
一つ一つのプレーの判断
試合の流れ
野球に対する気持ち
どんなチームを目指すかという考え方
周りの人や練習に対する人間性
が無形の力にあたり
打球をより遠くへ飛ばす技術
より速い・強いスイング
速く走れる走り方
速いボールを投げるフォーム
思ったところへ投げれるコントロール
ボールの取り方
などといったものが有形の力にあたります。
本屋で野球の本を見ても
ボールの投げ方・打ち方などの本ばかり
テレビの解説者も
打ち方が良い
投げ方が悪い
などの解説ばかり
日本中にいる野球の指導者も
ボールの取り方
ボールの投げ方などの指導ばかり
どう考えても有形の力ばかり指導していますよね。
野球以外の世界
例えばビジネスでも他のスポーツでも大体はそうだと思います。
でも本当に有形の力のほうが大切なのでしょうか?
結論から申し上げますと「無形の力」のほうが大切だと僕は思います。
二つの力の関係や成り立ちを考えたときに
よりどちらの力が大事なのかという疑問に対する答えが出てきます。
また野球で例えさせていただきますが
どれだけ速い球を投げる技術を持っていても
頭を使わずただ投げていたら相手に読まれて打たれてしまいます。
遠くへ打球を飛ばすスイングをすることができても
相手に狙い球を読まれて別の球を投げられていては
ボールにすら当たりません。
またどれだけ野球がうまくても
焦ってしまったり緊張してしまったり自信がなかったりして
力が発揮できなくなるかどうかはその人の性格や人間性次第です。
また仮に野球がすごくうまくなる練習方法があったとしても
それを行う・持続させることができるかどうかは
その人の考え方・取り組み方次第です。
やる気がない日に
今日くらい練習サボってもいいか
と思うのか
やる気がない日こそ頑張ろう
一日も時間は無駄にできない
と思うのかは
その人の考え方であり
どちらを判断するかはその人の判断力次第です。
何かミスをした時に
うまくごまかしてやり過ごそうと考えるのか
正直に謝り、反省して次は改善しようと考えるのは
その人の人間性次第です。
つまり技術(有形の力)をどう使う・どうやって身につけるかは
考え方や取り組み方(無形の力)次第だということです。
無形の力がないと有形の力を
うまく使えない・うまく身につけられないということです。
これはすべての世界においても同じです。
これでもまだ有形の力が重視されるべきでしょうか?
無形の力があってこその有形の力ではないでしょうか?
よく本番に弱いという人がいます。
その人はたいていもっと練習するしかないと言っています。
周りの人も大体同じアドバイスをします。
はたして本当にそれで大丈夫なんでしょうか?
どれだけ練習して有形の力を身につけても
無形の力を鍛えない限り結果は同じだと思います。
緊張したり焦ったり自信がないのは単に練習不足だというわけではなくその人の考え方・性格・人間性が大いにかかわっているからです。
僕の高校時代の恩師がよく
「技術はどれだけ高めるられるかではなくどれだけ発揮できるかだ」
と言っていました。
まさにその通りだと思います。
もう一つ考えてほしいことがあります。
企業の採用試験で
一般教養などの学力試験はないという企業はあっても
面接はないという企業はありませんよね。
(あったらよっぽど怪しいとこなので行かないでください)
学力は試験で点数として有形の力で出てきますが
面接は有形の力ではなく無形の力ですよね。
面接はどの企業も欠かさないということは
企業は無形の力を一番重視しているということです。
この面接について少し話があります。
トヨタの人事部長さんの話です。
僕の母校はここ何年か毎年連続でトヨタに何人か採用されています。
トヨタの就職試験は毎年千人くらいの受験者がおり
SPIという国語と数学の力を見るテストと面接という形で
試験が行われています。
どちらにもある程度の合格ラインはあるそうです。
僕の母校のある人がトヨタの面接を受けました。
SPIの試験は合格ラインに届いていませんでした。
しかし
面接で部活動の中で学んだチームの中でも自分の役割
組織としてどうすべきかなどのことを話したそうです。
トヨタの人事の方はその面接に感激されたそうです。
そのおかげで面接をトップで通り
SPIは合格ラインには届いてないけど
見事に採用されました。
実はこの人の前の代の人でもトヨタを受けた人がいて
その人もSPIはよくなかったけど
面接が素晴らしかったので
採用したそうです。
また僕の同級生にトヨタを受けた子がいます。
彼は昔から勉強ができませんでいsた。
中学から主要五教科で合計100点を少し超えるくらいの成績でした。
しかし彼は高校で人間的にすごく成長しました。
昔は何気ない普通の子だったのですが
まじめで
謙虚で
誠実で
礼儀正しい
本当に爽やかな雰囲気を出すような人になっていました。
相変わらず勉強はできなかったのですが
彼も見事トヨタに採用されました。
やはり一流の企業ほど無形の力を重視しているんだと改めて
確認させられる出来事でした。
だから僕ももっとこの「無形の力」を磨いていきたい。
でもなかなかこれが難しい。
見えるものではないし
簡単に意識できるものではない
どっかに答えが書いてあるわけではないし
誰かが教えてくれるわけでもない
でもだからこそ
もっと深く追求していきたいと思っています。
もっと様々な人に出会い
もっとたくさんのことを話し合い
もっと本を読み
もっといろいろなものに触れる
こうして「無形の力」を形成していきたいと思います。
本番に弱いとか
自信がないとか
自分を変えたいとか
成長したいとか
皆さんも様々な悩みや夢を抱えていると思います。
もう少し違った視点で見てみませんか?
無形の力をもっと意識した視点から考えてみてください。
きっとそれぞれなにか得るものがあると思います。
日ごろ有形の力ばかり重視されているようなところだからこそ
この無形の力の存在に気付いたということはそれだけで
大きな一歩だと思います。
皆さんもそれぞれの希望に向かって
大きな一歩を踏み出してください。
以上です

