あらすじ 
ワンダは愛馬のアグロに少女の遺骸を乗せ、長く険しい旅を続けた後、目的地である古い祠へと辿り着く。
かつて聞いた言い伝えに従い少女の蘇生を試みるワンダ。
すると突如、天から雷鳴と低い声が響いた。
声は説く。少女を助けたければ十六体の巨像を倒せ、と。
ワンダはそれを躊躇うことなく受け入れ、アグロに跨り巨像を目指して荒野を駆る。
「あきらめない。それがボクにできる唯一のこと。」
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感想 
以前プレイした「ICO 」の制作チームが手がけた作品ということで、期待度やる気度MAX
で購入しました。「ICO」と多少の繋がりはあるものの性格は大幅に異なり(ICOを未プレイでも何ら問題ありません)、今作はアクションに重点を置かれています。というか、ここまでアクション(戦闘)に特化しているゲームは珍しいのではないでしょうか


今作でもムービーなどは極力削られていてストーリーの説明となる部分は大まかにしか表されていません。
ワンダと少女との関係は謎のまま、だけどとにかく大切な人なんだということだけは伝わってくる、といった具合。
少女は眠っているしアグロは馬なので会話らしい会話もなし

ただ大切な人を蘇生させるというはっきりとした目的があり、その部分ははっきりとした形で終わるので物語の全容があやふやになってしまうということはないです。
それ以外の部分で広がりをもたせられるかはプレイヤー次第。想像を膨らませるためにはICOをプレイしていたほうが良いかもしれません。
グラフィックは前作同様(それ以上かな)に素晴らしい完成度
ですが、趣きは少し異なっていて、猛しく荒涼になったかなぁと。ICOは霧がかっていましたが、ワンダは砂が舞っている感じ。相方が女の子でなく馬というところでも気分が変わるものなんですかね。主人公が少年ではなく青年ですし、画面全体が男性的というか力強くなっていると思います。
BGMは前作より増しましたが、やはり多用はされていなくて、とても効果的に使用されています。
画面から受ける印象をそのまま表現したような音ばかりで、気分を高揚させることはあっても邪魔になることはないでしょう

砂埃の舞い上がり方、生物の動き方、光の方向、音、どれも空気や匂いまで感じられそうなほどリアルで臨場感がありすぎます。巨像の体毛とかホント獣臭そう

おかげで戦闘での緊張感は半端ない

戦闘について

戦闘がメインのゲームですからここがチャチくてはダメなんでしょうけれども、ここまでやるかという徹底ぶり
確か製作者さんがインタビューで「質の高いボス戦を演出したかった」と仰っていましたが、本当にそれを実現されていて、連続でボス戦に挑戦しているようなもの。普通のRPGのコマンド選んで戦うボス戦でも緊張してしまうチキンな私には刺激が強すぎました

巨像は恐竜のようにデッカイのでただ無謀に戦いを挑んでいては勝てません。というかどうやっても勝てそうにない外見なので思わず逃げたくなります。怖い

巨像を倒すためには弱点を見つけてそこを集中的に攻撃しなければならないのですが、まずその弱点に辿り着く方法を考える必要があり、アクションなだけでなくパズルでもあるというちょっと変わった戦闘形式となっています。
巨像は全部で十六体。人型・獣型・鳥型など様々な形状をしていますがいずれも凄まじく、恐怖心を抱きつつも興味を持たずにはいられない特徴のあるデザインです。
今作ではステータスが表示されますが、これも必要最低限なものだけに絞られていてとてもシンプル。体力と腕力と武器(剣・弓・素手)のみ。目的を果たすことに集中できる仕組みになっています。
戦闘中のBGMの切り替わり方、コントローラーの振動の仕方なども工夫されていて、この無駄のなさは見事としか言い様がありません

アクション(+謎解き)が好きな方は巨像を倒すだけでも充分な満足を得られることと思いますが、それ以外の楽しみ方も用意されています。
巨像を探し出すまでの間はだだっ広い大地の上を自由自在に動けます。
景色を眺めてもよし、鳥に捉まって空を飛んでもよし。
果物や生物を採取したり(種類によってはステータスが増減します)、アグロと戯れたり(そしてはずみで蹴り倒されたり)。
意味もなく壁を登ってみたり、調子こいてアッチコッチ行ってる間に崖から落ちてゲームオーバーになっちゃったり…と、まぁいろいろ

裏技なんかもあるようなので色々と遊んでみると意外な発見があるかもしれません。
クリア特典はハードモード・タイムアタックの追加、アグロの色変更など。やりこみ要素はICOよりも多いです。
戦闘にしろ進行の仕方にしろ全てにおいて着眼点が良いというか独創的というか。
通常ならムービーだけで終わらせてしまいそうな場面でもキャラを操作できるようになっていたりするところとか、至る所でセンスの良さを感じました

”十六体の巨像を倒す”文字だけで見るとあっけなく終わっちゃいそうな内容ですが、その実ボリュームはかなりあります。私は巨像一体倒すだけでかなりの神経を使うので、一日(気持ちに余裕があるとき)に1~2体と戦うのが限度でした。
極端な仕様でありながらも充足させてくれるようバランスがとれていてプレイ中は感心しきりでした。
ただ万人受けはし得ない作品だろうなと思います


ーーん」ってな部分があったので不安でしたが、とても良い感じのゲームでした
3とはまったく別物ですね。





何より戦闘がスムーズに始まるところが嬉しい
でも戦闘終了時に自動的に生き返ってくれるので差し障りないし、平等な感じがするからこれはこれでいいかも。
)。




せめてマルコは登場させて欲しかった。


ベガドンナなんてジュジュドーマを若くしただけのようなキャラ設定で面白みに欠けます
。
どうしてもジャックの話を大切にしたいなら、せめて左馬介側の話ももう少し作り込んでバランスよくして欲しかったです。
)。
