THE UNIVERSAL FOMULA FOR SUCCESS


成功のための万人の法則


2.金庫の鍵(その7



鍵その6:危険を冒してでも、失敗を跳ね返すこと:
それはあなた次第。


何世紀もの間、人々は富裕層や成功に魅了されてきた。

我々は、彼らの贅沢なライフスタイル、豪華な家、

エキゾチックな休暇と刺激的な人間関係について

あこがれてきた。



あらゆる雑誌、本やテレビ番組は、

富裕層がどんな人生を送っているのか知りたいという

我々のニーズを満たそうとしてきた。


そこでの仮説は、

金持ちは彼ら以外の我々一般人と、

どこかが違うはずだというものだった。


彼らは、我々よりも一生懸命に、あるいは

何時間もよけいに長く働いたにちがいない。



彼らは皆、あなたや私よりも

非常に頭が良かったに違いない。



彼らは、壁に飾っておける正規の卒業証書を

持っているに違いない。



多分、成功したビジネスを構築するということは、

単に適切な時間に適切な場所いることで、

幸運を手に入れるだけのことなのだ。


これらの仮説のいずれか一つくらいは、

当たっているかも知れない。


しかし、私の知っている、

大きな富を生み出したり、成功したビジネスを築いた

人たちと接したことで、鍵はずっと深いところにあると

私は確信した。


成功した人々は

失敗が落ちていないということを知っている

-それはバックアップを手にすることではない!


ビジネスや釣りや、本を書いたり、

その他のどんなことであれ、

成功するためには、

失敗の危険を冒さなければならない。



大抵の偉大な起業家と成功した実業家は、

実に様々な災害に見舞われるものだ。

彼らは破産した(少なくとも一度は)り、

首になったり、財政的な破滅の瀬戸際に

立たされたりしてきたのだ。

(訳注:もちろんこのキース・J・カニンガム自身が

そうなのだ)


成功した人々が、

他の一般の人々と大きく違っているのは、

彼らのその不屈の精神だ。


彼らは、失敗しないためには、

危険を冒さなければならないということを知っている!


彼らは間違いを犯すことがあり、実際にそうなる、

彼らは大損害を喫することがあり、実際にそうなる、

しかし、彼らは間違いから学んで、

後始末をしてから、またもう一度出直すのだ。


この「鍵」なしでは、

あなたは何も試してはいけない。

何一つ学ぶことはない。

したがって、あなたは何一つ達成できない。


(つづく)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キース・J・カニンガムが実体験から会得した

成功するためのノウハウが「六つの鍵」なのだ。


その六番目の「鍵」が

「危険を冒してでも、失敗を跳ね返すこと:

それはあなた次第」だ。


一代で富豪になった人や、

ビジネスで大成功を収めた人は沢山いるが、

最初から最後までやることなすこと全てがうまくいって、

トントン拍子で大金持ちになった人はほとんどいない。


少なくても一度や二度の挫折を誰もがどこかで

味わっている。


あのスティーブ・ジョブズもそうだ。

創業者で社長の彼自身が役員会の決議で「首」になってしまう。

それでも筆頭株主として、所有していた株式を

売却すれば、その時点で一生遊んで暮らせるだけの

お金が手に入ったはずだ。


でもジョブズはそうしなかった。

新たな会社、Nextを立ち上げたのだ。


そこでの失敗と成功、それまでの名声と人脈、

「禅」を学んだことなどが、

結果的に「ピクサー」の買収へと到り、

アップルへの復帰の布石となったのだ。


ジョブズは一般の我々とは明らかに違う行動を起こし、

我々とは(特にSONYとは)違う結果を出した。


要するに、失敗は誰にでも必ずアトランダムに

いつか訪れるものだということだ。


そこで挫折したり、放り出したりするか、

再チャレンジするかの違いこそが

成功者と凡人の大きな境目となる。

もちろん、同じことを違った手段で再度挑戦して

成功するケースもあれば、

全く別の土俵(市場)で新たに挑戦して成功するケースも

あるだろう。


分かっていることは、

成功した人たちは、「成功するまで諦めなかった」

ということだ。


次回は、この章のまとめ「金庫は待っている」を紹介する。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


世界的なベストセラー、『金持ち父さん貧乏父さん』を

読まれた方は多いだろう。


金持ち父さん貧乏父さん/ロバート キヨサキ

¥1,680
Amazon.co.jp


この本で、著者のロバート・キヨサキは、

自分の父親を「貧乏父さん」とし、友人の父親を「金持ち父さん」

として、その「金持ち父さん」から学んだ、

お金持ちになるための秘訣を紹介している。


自分の父親のように勤勉でまじめに働いていても

金持ちにはなれない。

金持ちは、お金にお金を儲けさせている(これを投資という)のだ。


しかし、実際のところ、彼の父親は

ハワイでの立派な教育者であり、表彰も数多くされ、

地域での教育や社会活動にも多大な貢献をし、

しかも決して貧乏ではなかった。


では、この『金持ち父さん貧乏父さん』は全くの

でっち上げの話かというとそうでもない。


モデルがいたのである。

それが、Keith J. Cunningham(キース・J・カニンガム)だ。



ウルペンのドリームピラミッド-Keith J. Cunningham

<Keith J. Cunningham>


彼の成功と失敗と、そして再度の成功こそが

「貧乏父さん」であり、「金持ち父さん」でもあったのだ。


キース・J・カニンガムが、ケーブル・テレビ事業で成功した後

不動産事業で独立し、当初は成功するも

やがて失敗し、資産は全部差し押さえられて、

残された車で寝起きする日々もあったという。


やがて、アンソニー・ロビンズのセミナーを聞いてから

勇気を得て、考え方と行動を変えたことで

大成功したのだが、その頃にロバート・キヨサキは

自分が開発したボードゲーム(「人生ゲーム」の改良版)を

販売するための実演販売セミナーを主催していた。


それに参加したカニンガムが、セミナー終了後に

キヨサキの楽屋を訪ねて自分の成功と失敗の体験を話したところ、

ロバート・キヨサキから「一緒にセミナーをやろう!」と誘われ

しばらく全米各地でのセミナー講演を

二人一緒に行っていたのだ。


やがて、ロバート・キヨサキは、

キース・J・カニンガムに、「君の体験をモデルに

ビジネス本を書きたいんだが、いいだろうか?」と

了解を求めてきた。


カニンガムは快く承諾したが、

ロバート・キヨサキの書いた本、『金持ち父さん貧乏父さん』

のどこにもカニンガムがモデルだとは紹介されてはいなかった。


それだけでなく、本を書くきっかけにもなったカニンガムに

感謝の言葉すら書かれていなかったのだ。


このことがあってから、二人の仲は気まずくなり、

それ以降、一緒にセミナーをすることはなくなった。


キース・J・カニンガムはその後、

単独でセミナーをするようになり、2006年になって

ようやく自分の経験から学んだ成功ノウハウ本を出すことにした。


それが、"THE KEYS TO THE VAULT"という本だ。



ウルペンのドリームピラミッド-KEYS TO THE VAULT



残念ながら、日本のAmazon.co.jpでは購入することは出来ない。

もちろん、日本語訳も出版されてはいない。

(アメリカのAmazon.comでは、現在29.95ドルで購入可能)

これから先も正式な日本語訳は出版されないと思われる。


そこで、ロバート・キヨサキが言うところの「金持ち父さん」の

本当の教えを今後少しずつ紹介していく予定だ。


by ウルフペンギン