より小さな集団でやっていくというアイデアを

受け入れてください。

今この瞬間のあなたは、

今までのあなたとは違い、

最も小さく、最もスリムで、最も速いのです。


今後、あなたは組織を拡大し始めるはずです。

そして、より大きいな目標へと向かって

いくのです。


その方向を変えるには、

より多くのエネルギーを必要とします。

それは、物質界にあるのと同じくらい、

ビジネスの世界でも真実です。


質量は、増加するのです・・・


・長期の契約


・過剰なスタッフ


・恒久的な決定


・会議


・分厚いプロセス


・目録(物理的か精神的な)


・ハードウェア、ソフトウェアと

テクノロジーによる技術的制限


・長期的ロードマップ


・オフィス政治


あなたが上記のようなことができるときは

いつでも、これらを避けてください。

あなたは簡単に方向を変えることが

できるはずです。


それが変化をより高価なものにしてしまうなら、

あなたはたぶん成功から

遠ざかってしまうことになるでしょう。


巨大な組織は、方向転換するためには

何年もかかることがあります。

彼らは行動する代わりに、話しをします。

彼らは実行する代わりに、会議をします。


しかし、ビジネス環境の肥大化を押さえておくなら、

あなたは何でも素早く変えることができます。

あなたの全ビジネス・モデル、製品、特徴の数々、

そして(あるいは)マーケティング・メッセージを。


あなたは、プライオリティー(優先事項)、

製品構成またはフォーカスを変えることができます。

そして、最も重要なことは、

あなたは考えを変えることができるのです。


(つづく)


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「創業時はフットワークを軽くし、

その軽さを出来るだけ長く維持せよ」ということだ。


実際、成功したベンチャー・ビジネスの多くが

創業時に想定していたビジネス・プラン(プランA)とは

違う、別のビジネス・プラン(プランB)で成功している。


創業時の熱い思いが、時には

「思い込み」になってしまい、ビジネスが硬直してしまう

ことがある。


柔軟な対応が、柔軟な思考を生み、

柔軟なビジネスを築き上げる。


他の人には出来ていないことを、

あなたが今やっているとしたら、

それはあなたの柔軟な思考のせいだ。

それがあなたを成功に近づけるのだ。


誰かの描いた金儲けのシナリオに

無批判で乗っかるのではなく、

あなたのオリジナル・アイデアを基に

ビジネスを小さく立ち上げよう。


そのためには、

世間の反応、いや、友人、知人、

そして家族や親戚の反応などに

左右されてはいけない。


あなたのアイデアを形にしよう!

広い世界では、

そのアイデアを今も待ち焦がれている

人たちがいるはずだ。


さぁ、ビジネスを立ち上げよう!


但し、何やってもいいというわけではない。

各人の強みを生かした上で、

市場の「ウォンツ」(「ニーズ」ではない)に

フォーカスしたビジネスを始める必要がある。


その辺りのノウハウをこれからも紹介していこう。


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Jason Fried(ジェイソン・フリード)と

David Heinemeier Hansson(デイビッド・H・ハンソン)

という若者が1999年に、Webデザインの

コンサルタント会社を立ち上げた時、

全社員は彼らを含めてたったの3人だけだった。

(成功した今でも社員は20名に満たない!)


ウルペンのドリームピラミッド-Jason Fried

<JKason Fried>



ウルペンのドリームピラミッド-David H. Hansson

<david Heinemeier Hansson>


ところが、彼らの会社、「37signals 」は、

彼ら自身が作り出した様々なWebツール、

中でも「Basecamp 」が評判となり、

今では世界中にユーザーが3万人以上にも

なっている。


さらに、彼らが発信するブログも評判となり、

読者との交流からまた新たなサービスを

誕生させたりもしている。


そんな成功した彼らが、

「起業してやろう」と思っている人たちへの

率直なアドバイス(従来とは違った視点から

ビジネス・チャンスを見つけて

成長させていったノウハウも含めて)が

評判になっている。


このブログ記事は、

そんな彼らの考え方を含めて

これまでに自分でビジネスを立ち上げようなどと

夢にすら見なかった人々や、

既に会社を立ち上げて成功させ

成長させている人たちとは明らかに違う人たち

のために書くブログ記事だ。


そう、これから「成功しよう」という意欲があり、

一歩踏み出そうと決意した人たちのための

ものだ。


当然、古い価値観の人が読めば、

「そんなバカな!」とか、

「それはたまたまうまくいったんだよ」とか、

「誰にも出来るわけじゃないよ」

といった反応を示すかもしれない。

いや、もしかして、怒りだすかもしれない。


そういう意味では、

この記事は「毒」になる可能性もある。

但し、大抵の「薬」に「副作用」があるように、

「毒」は使いようによっては「薬」になることを

忘れてはいけない。


あなたにとって、「毒」となるか、「薬」となるか、

読んで試してみるといい。



参考文献:『REWORK』

Rework/Jason Fried

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