前書:1
私たちはゴールに達することができないのでしょうか?
その目標というのが、
自分の上司に仕事で感銘を与えることか、
愛する相手を見つけることか、
自分たちの資金繰りの問題を解決することか、
より健康に気を使うようにすることかどうかに関わらず、
私たちは、自分の人生において
少なくとも一つくらいは改善の必要性があることを
感じています。
そして、実際のところ、
それは1つ以上あるのが普通です。
私たちは何でもうまくできたらと思い、
もっとうまくやろうとさえします。
しかし、何度やっても何かが足らなかったり
肝心の的を外してしまったりします。
そして、私たちは自分たち自身が
その失敗に何か責任があるのではと
原因を探ろうとし、
その結果、大抵の場合、我が身を責めるのです。
私たちは、それが何であろうと、
ゴールに達するのに必要な何かが
揃っていないような気がします。
それゆえ、私たちは
もうそれ以上失敗することができなくなってしまうのです。
(失敗を恐れて再チャレンジに尻込みしてしまう)
私は社会心理学者として、
「目標達成」について研究することに
長年費やしてきました。
教室で、グラウンドで、そして、自分自身の研究所で、
私は何千人もの研究協力者たちが
仕事上でゴールを追求していくのを
慎重に観察してきました。
私は、人々に何週間にも及ぶ
日々の出来事を日記に記入し報告するよう頼みました。
そして、彼らは日常生活で追求するゴールについて
私にすべてを話してくれました。
私は、「ゴール」と「動機づけ」に関して
多くの協力者や学生たちを観察してきたのです。
そして、私はある結論に達しました。
その2つの結論を
私は今あなたと分かち合いたいと思います。
私たちの多くは、自分たちの失敗を
別の間違ったもののせいにしがちです。
かなり利口で洗練された人々でさえ、
自分たちがなぜ成功するか、
あるいはなぜ失敗するかについて、
分かっていません。
私が生活のために
こういったことを勉強し始める以前は、
「目標達成」についての私のイメージは
多くの他の人たちと同じ様なものでした。
自分が、学校での勉強が良くできながら
スポーツがまるでダメだったのは
生まれつきなのではと思ったりしました。
でも、実際の私はそうではありませんでした。
実は、誰にも「生まれつき」といったものはないのです。
それが分かるまで
私は、多くのことを学ばなければなりませんでした。
私が「目標達成」について学ぶのに
これだけの年月がかかって達したもう一つの結論は、
誰であれ自分のゴールに達することに
もっとうまくできるということです。
誰でもそうすることができるのです。
私は、このことをこれ以上強調する言葉を持ち得ません。
しかし、
ファースト・ステップは、あなたが過去に成功したり、
失敗した理由について
あなたの思い込みを脇においやることです。
なぜなら、それらが恐らく間違っているからです。
そしてセカンド・ステップは、この本を読むことです。
(つづく)
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「成功」という言葉の定義を掘り下げていけば、
結局は「目標達成」ということになる。
「成功ノウハウ」とは、
そのための目標の立て方であり、
そのための実行計画であり、
そして、その計画の継続方法
ということになる。
単純に「お金持ちになる」ことが「成功」とも言えるが、
広義の意味では、
いかに最短の時間で「目標」に到達するか、
ということである。
それには、正しい、そして最新の心理学の要素が
欠かせない。
それなくしての努力こそ、ムリ、ムダ、ムラの
オンパレードとなり、
結果的に「成功」から遠ざかってしまうからだ。
by ウルフペンギン