妊婦だけを相手にした占い師で

確実に儲けられる。


まだお腹の赤ちゃんの性別が分かっていない

妊婦を相手に、性別を当てることができる

という占い師を演じよう。


「いいですか、私はあなたの赤ちゃんの性別を

当てることができるのです。

男の子が授かりたいですか?

それとも女の子?

信じられない?疑わしい?

ぼったくり?

いえ、実に誠実な占い師ですよ。


お知りになりたければ、

1万円必要です。

男の子か女の子か当てるのに

たった1万円ですよ。

森三中のディナー・ショーにも

行けやしない額ですよ。


まっ、そんなディナー・ショーが

あればの話ですが・・・。


でも、ご安心ください。

外れたら、1万円はそっくりお返しするだけでなく、

外れた責任として、5千円差し上げましょう。

当たるのが大前提ですから、

当たればそのまま、

外れば結果的に5千円のプラス。


どう考えたって損はしないでしょう?


さぁ、どうします?


男のか女の子か、

決めて欲しくはないですか?

知りたくはないですか?

たった1万円ですよ」


果たして、これだけで

本当に儲かるのだろうか?


えっ、男の子か、女の子か

どう言えばいいのかって?


相手が「女の子が欲しい」と言わない限り、

全部「男の子です」と言えばいいのだ。


何故だろうか?