ねずみ色君おしごとですよ  馬場ライセンスへ その5 | 無事是名馬・無礼なしこれ人間<馬乗りのアバウトな記録>

私的には、ねずみ色は多分無理だと思いました。


おそらく、いつかの時点で、スタッフから馬を替える


という連絡が入るのだろうと思いました。



多分、パークかピーちゃんかな。


ピーちゃんなんか、乗ったことないけど、前回の2級ライセンスで


使ってたくらいだから、まー大丈夫だろ。



そんな心持。



ライセンス前日になりました。


でも、思っているような連絡は入りません。



でも、入らないから安心するわけではなく、



当日に告げられるのでは?という予感がしていました。




そして、



とうとう当日を迎えてしまいました。




開始時間のちょっと前にクラブに着き、


洗い場に向かいました。


そこには、お嬢が座っていて、


下を向いて、


もくもくと、


自分の馬具を手入れしていました。



敢えて会話もせず、





ふりむくと、たまたま目に入った、今日のエントリー表。




そこには私の名前が。





2課目(ライセンス実技)・3課目(これは審査のみ)




とも、1番手。



馬は、



ねずみ色。




マジ?





マジ、お嬢?




「だいじょうぶ。」




うそだろ。



「うそじゃなーい。今日乗ったから」



・・・

・・


じゃ。



やるか。




おーい。



あれ、今日はいつものご飯を食べてるじゃん。



ねずみ色を早速洗い場に出し、


できるだけ綺麗に見えるように、磨きまくります。


おーちょっとピカピカになってきたぞ。


時間が無くなってきたので、


軽くショー用のツヤ出しで仕上げました。

(ねずみ色が今日はいつもより黒いと言った人もいましたが

 多分このせいかと・・・)





磨きながら思いました。





しかしまー


よくここまで来れたもんだ。


わけわかんないコンビがね。






じゃー行くか。




待機馬場へ到着。


超古株先生が先に乗るようです。




しばらく動いている様子を見ていると、


とりあえず元気は、ありそうです。


ほおほお。



で、乗り替り。


んー、久しぶりのせいか、ちょっと乗りにくいぞ。



「ね@ずみ色は♪あー、げんきぃいい@いしー、ぶれ=えき、


きぃきにいくいから、ちゅううういいーねえぇー」




確かに。



このまま出ると、いつも位の出来になっちゃうな。




どーしよ。


まーしょーがねえーか。



10分経過。


20分経過。



30分。



一番最初の競技が始まりました。




あー始まっちゃった。


この競技は2名が出場。


1人目の人の演技を見ながら、ねずみ色を動かします。   




すると、あれ?


なんか急に乗りやすくなってきたぞ。


おーいいカンジで前にも出るし。


これは良い。


なぜだかわかんないけど、このカンジが残ってれば


まあまあいけそうだ。



早く順番回ってきてくれー


                                      <続く>