またまた次の日。
今日は、カドリールの練習のため、クラブへ。
カドリールの練習で、いつもねずみ色に乗ってるタカさんがなぜか欠席。
それにあわせるかの様に、ねずみ色もお休み。
カドリールの練習が終るころには、周りは真っ暗になりました。
自分の乗った馬を手入したあと、
ねずみ色の厩舎へ。
厩舎は電灯が灯り、少しだけぼんやりとしています。
なんか少し明るめのトンネルの中を歩いているみたいだ。
そんな気がしました。
それは、単に、私がそういう心持ちで、
歩いていただけなのかもしれません。
そして、
ねずみ色のお家が近づくと、
ブヒヒヒーン
という声が聞こえました。
こっちを見ている様です。
あ、調子悪いんだな。
直感的にそういう気がしました。
とりあえず、お家にお邪魔して、
ねずみ色の様子を伺います。まーいつもよりは元気ないような気も。
えさ箱に漢方薬みたいなのが入ってるのをジョバジョバやり、
「ちゃんー、こんなんだぜ、ボクのエサー」
とでも言いたげです。
まーわかるけど、
とりあえず、
ゆっくりしとけや。
ほんとはあんたに乗るのが、一番無難なんだろうけど、
なんとかなる。なんとかなるぞ。
だから、
ゆっくりしとけば良い。また調子よくなったら遊ぼう。
無事是名馬でござるよ。 <続く>