まさかのオープンリールテープ | Clair de Lune

Clair de Lune

君の心臓は
僕の手のひらの上でまだ動いていて、そしてそれは…
食べてしまいたいほど温かかった。

「鈴木産業」というオーディオマニアにとっては

知る人ぞ知るお店が近所にありまして。


そこの社長の鈴木さんと今日はおしゃべり。


うちのレコードプレイヤーが天に召されて、SPもLPも両方聴けるんですけどどうしたらいいでしょうか?


なんて相談をしたら、



「一度持ってきてもらえますか?」といわれ、また次の機会に修理を依頼することに。




しかし!予約しておいたブルックナーの9番を受け取った直後、お茶を飲みながらふと

オープンリールテープが目に入り、なんとなく話題にのぼらせてみると


「じゃあ、実際に聴いてみましょう。ここらへんがいいかな?」と鈴木さん。(もう70近いのにピーンと背筋を伸ばしてテープを取る)



思わぬ機会に喜ぶと、取り出してきたのが何と




ウィーンフィルハーモニー管弦楽団が1975年3月に来日した際、NHKホールで演奏したやつだった。



なんでも、フジテレビのライターさんが仕事で録音したものを、そのヒトの死後遺品整理をしていたトキに

出てきて、鈴木産業へ持ってこられたそうで。つまり業務用。



曲はニュルンベルグのマイスタージンガー序曲。


きゃーやったよマイスタージンガー!しかもオープンリールって音クリアで臨場感半端ない!

ライブで言うと、後方二階席あたりで聴いているみたいな。



でもすごいかっこいい!やっぱ来てよかった~


思わぬ良いコトもあるもんだねえ、生きてると。