若葉台の東側の散策ルート候補を2度ほど歩いたが、その遊歩道の分離帯の並木はケヤキとイチョウ。

どのルート沿いにまず気になったのが細い幹が林立するこれらの樹木。





葉と枝の特徴から、イボタノキが唯一の候補で残ったが、下記の参考情報はこれがイボタノキだと確信させる。

<参考情報>
http://www.yasashi.info/i_00012.htm
イボタノキとは

イボタノキは樹高2~4mになり、冬に葉を落とす落葉性低木で、北海道から沖縄まで日本各地の山野に分布します。 春に芽吹いて枝を伸ばし5月~6月になるとその先端に小さなラッパ状の白花を密生させます。 丈夫で芽吹く力が強く、細かい枝を密に付けるので生垣や庭の植えつぶしにぴったりの樹木です。塩害や大気汚染にも強く道路の中央分離帯などに多く利用されています。園芸ではライラックを接ぎ木する際の台木としても用いられます。

植えつぶし…地面を覆う(隠す)ように草花・低木を詰めて植えること。背丈が低く葉や枝が密に付いて茂るものが用いられます。

枝葉にイボタロウムシ(イボタカイガラムシ)という虫がつき、オスは体から白いロウ(蝋)を分泌します。秋になると羽化して枝葉にはロウの部分が抜け殻のように残ります。このロウは「白ロウ」とよばれ工業用ロウとしてワックスなどに利用されています。

また、この白ロウを熱してイボにつけるとイボがとれる-疣取りの木-が転じてイボタノキという名前が付いたと言われていますが、実際の効果はよくわかりません。属名のLigustrum(リグストルム)はラテン語の「結ぶ」が語源で、イボタノキの一種の枝がものを結ぶのに使われたからだとされます。