内部被曝の真実 (幻冬舎新書)

遅まきながら、ようやく最近になって、考えつつある。
  シーベルトというものが、もしかしたら被爆者のことを考えていないおそろしい単位かもしれないことを、、、

内部被曝の真実 (幻冬舎新書)

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児玉龍彦
幻冬舎
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この本は、著者の意はさておいて、本そのものの完成度は低い。しかし、内部被曝という世界の真実の扉を開くきっかけになっていたかも知れない。 今日、ブックオフで見つけて読了した。

目次
 

第1部：7・27衆議院厚生労働委員会・全発言
・私は国に満身の怒りを表明します
・子どもと妊婦を被曝から守れ―質疑応答

第2部：疑問と批判に答える
・データが足りないときこそ予測が大事
・線量を議論しても意味がないのはなぜか
・他

第3部：チェルノブイリ原発事故から甲状腺がんの発症を学ぶ―エビデンス探索20年の歴史と教訓
・チェルノブイリ原発事故による健康被害の実態
・小児甲状腺がんの増加の原因をめぐる論争
・他

第4部：“チェルノブイリ膀胱炎”―長期のセシウム137低線量被曝の危険性
・深刻化するセシウム137の汚染
・1940年代以前には地球に存在しなかったセシウム137
・他

おわりに：私はなぜ国会に行ったか
・委員会出席への依頼、そしてためらい
・大津波は本当に「想定外」だったのか
・他

関連youtube

■　2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響」参考人説明より
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)

■　児玉龍彦氏 11/8/16 放射能 から子供妊婦を守ろうとしていない iwj

■　内部被曝の真実と尿検査「低線量被曝でも危険」児玉龍彦

発表資料（pdf）

■　AYUMI ESSAY 逆システム学の窓： Vol.41　“チェルノブイリ膀胱炎” ―長期のセシウム137低線量被曝の危険性
■　チェルノブイリ膀胱炎物語 福島原子力発電所の災禍を前に
■　国土を守り国民とともに生きる５項目提案

書評例

■　東京の「現在」から「歴史」＝「過去」を読み解くーPast and Present
児玉龍彦『内部被曝の真実』を読んで科学者が福島第一原発事故について何ができるかを考えてみたー東日本大震災の歴史的位置
2011年12月30日 投稿者 Hisato　Nakajima