東日本大震災後、最初の3・11

東日本の津波に襲われた被災地の現場を見ると、唖然とします。 いや、呆然とします。

元あった市街地のど真ん中にたたずむと、家もなく、人もいず、ただただ荒涼と大地があるばかりです。

去年、日没後に志津川の市街を幾度か走りましたが、”闇”でした。 そして、今回も同じでした。

光は、その闇の市街を見下ろす場所に、点々とあるのです。 市街地からはその点在も見えませんが。

復興はこれからです。 ほんとにこれからです。

被災地からずいぶん遠い、この横浜に帰って来ると、まわりは木々が芽吹き、のどかな春です。

3・11前後のテレビ・新聞の報道特集が過ぎれば、

次の3・11まで、東日本がないような日々にもどりがちになるでしょう。

しかし、荒涼とした大地は、厳として、あるのです。

日本に、あるのです。