3月4日:晴れ、最高温度6℃

除染作業は歳のせいかしんどかったが、何とか乗り切った。

が、除染作業をしながら、いろいろ考えさせられた。

今回参加した所は意義が納得がいき、汚染被害の人々の実態(ほんとにいろいろある)を全身で知ることができた。
一方、行政が自身が除染作業に手を染めず、無垢な(放射能のイロハを知らない)若者を動員して除染作業させるのは、犯罪的な匂いを感じるのは考えすぎだろうか。 また、昨日取り上げた『除染ボランティアを考える』のビデオの中のことだったか忘れたが、行政が除染作業を委託する業者が自らは手を染めず、低賃金で日雇労働者やバイトの若者を使って働かせるとすれが、その構図は原発の下請(孫、ひ孫)で働く使い捨て的に扱われる労働者達)の構図 を連想してしまう。

ウェブで、この切り口で検索すると、次のようなのが見つかった。

■ 除染をボランティアにさせてはならない。とくに若い人にはぜったいにやらせてはならない
・もちろん、除染なんかせずに汚れたところは放棄撤退するのが一番安全です。
・9月17日の江川紹子さんツイートを9月30日に私が蒸し返した。
・東北地方太平洋沖地震に伴う学生のボランティア活動について(文科省通知4月1日)

■ 日経BP:「除染ボランティア」はこんな活動をしている:健康リスク、費用、効果…、課題は残されたままだが…
藍原 寛子  2011年11月16日(水)
全文見れない場合、こどもネット福島で全文のpdfあり:

■ 原発震災に対する支援とは何か ―― 福島第一原発事故から10ヶ月後の現状の整理 猪飼周平(2012年2月)

さて明日は、雪のち雨。 山越えで南相馬に行くのは断念し、石巻に行こうかと思っている。

3月3日に記述 ---------------------------------------------------------------------------------------
週末2日間は、放射線量の高い地区での除染ボランティア活動をすることにしました。

それは次の2つの理由からです。
・子どもを守る
・若い世代に除染ボランティアさせない

じじい達、出番だぞ、です。

さて、除染活動上の準備ですが、次のように書かれています。

【装備して頂いているもの】

・ 帽子/ 防塵マスク(N95以上)/ ゴム手袋/  軍手/  防寒着(長袖・長ズボン)/  長靴 /  ゴーグル・・・などです。

*屋外活動なります。帽子や防寒着など、動きやすい服装でお願いします。
*作業中はホコリが舞上がります。内部被ばくを少しでも防ぐため、マスクは是非着用して下さい。

私は昨年瓦礫撤去のボランティアに参加していたので、家には全てあるのですが持ってきていなかったのですが、こちらでは帽子と防寒具以外は用意されています。

こちらの注意事項以外で、各団体共通で何かガイドラインはないかと検索してみたら、なんと今、議論の真っ最中。これを後でじっくり聞こうかと。
2012/03/02「除染ボランティアを考える』 ~意見交換会・市民によるガイドラインづくり~<

このビデオを流し聞きしていたら、”若者が飯舘村を防塵マスクもせずバイクで南相馬に除染ボランティアにやってくる、飯舘村の道路では、放射能物質(セシウム?)が風に舞っていて吸い込んでしまうのに、そのことを知らずに(知らされていず)無防備にやってくる”とか何とか言っていて、ぎくっとしました。