イギリスは、同じ英語圏でも、はっきりと米国とは全く違います。 いまさら当たり前なことをと、怒られそうですが。


生まれながらにして、しゃべることに徹底的に遅れていた私。 それでも、紆余曲折あって、ある企業に入り米国に数年滞在し英語で仕事をしていた時期があったのですが、その頃は、イギリスの英語は変だなと思っておりました。


そればかりでなく、当時はカリフォルニアの英語以外は全てオカシイという感覚で、ニューヨーク、テキサス、ノースカロライナ、等々の英語はなまりがすごくてひどいと思っていました。


さて、米国の英語でもそうなのですが、米国に来たイギリス人と話す機会もあり、彼らの英語もヒデー、クセー、化石的、儀式的、田舎物的、などと、思っていた次第なのです。


その様だった私も、数年前から米国病からようやく解き離れつつあります。


今月、家の音楽CDの整理をしていたら、かつてロンドンに寄った折に買った英語のポエム(詩)の朗読CDがありました。 まず意味はさておいて、朗読を聴いていると、ここち良いのは何なんでしょうね。 


たとえば、その一枚のCDにある40篇の詩の最初がこれ!


16世紀の作家だそう。 とにかく朗読を何度も聴いていると、心地よい!


どんな和訳も駄目だと思います。 これは詩韻なのだから。


羊飼いと恋人ーマーロー


http://blogs.yahoo.co.jp/fminorop34/43456228.html

The Passionate Shepherd to His Love

COME live with me and be my Love,
And we will all the pleasures prove
That hills and valleys, dale and field,
And all the craggy mountains yield.

There will we sit upon the rocks
And see the shepherds feed their flocks,
By shallow rivers, to whose falls
Melodious birds sing madrigals.

There will I make thee beds of roses
And a thousand fragrant posies,
A cap of flowers, and a kirtle
Embroider'd all with leaves of myrtle.

A gown made of the finest wool
Which from our pretty lambs we pull,
Fair linèd slippers for the cold,
With buckles of the purest gold.

A belt of straw and ivy buds
With coral clasps and amber studs:
And if these pleasures may thee move,
Come live with me and be my Love.


どうですか、これらアルファベットだけ見ても、わかりませんよね。

でも、好きな歌のように英語そのままに覚えてしまうと、すごく心を揺さぶるなにかがあるんです。