※この記事は2006年春頃のmi日記を再編集したものです。現在の状況ではありませんので、お間違いのないよう、回顧録としてお楽しみいただければ幸いです。

2006年5月11日の日記です。
昨日もモコちゃんはパソコン裏のスチールパイプ製本棚の下段に常駐していました。昼間はずっと眠っていたのか、ほとんど物音も聞こえませんでしたが、夕方、私が電話で友人と話しているときに、ひょこっと物陰から顔を覗かせました。 


その後、お昼寝から覚めたチャーくんが「猫缶くれ」と催促したので半分あげて、もう半分を別のお皿にとってモコちゃんの篭城場所付近においてみました。すると、大好きなササミの入ったご飯だったからか、私がキッチンに行ってしまって姿が見えずに安心したからなのか、珍しくよく食べてくれました♪ 

そしてYUMEさんが帰宅後、食事を終えてしばらくすると、背後でチリチリ♪と鈴の音が。チャーくんはプリンターの陰で爆睡しているので、これは明らかにモコちゃんです。鈴の音が近づいてきたので、二人で気づかない振りをしていると、どうやらキッチンへ入って行ったようです。私はケータイカメラを自分撮り用のレンズに切り替えて、メールでもしている振りをしながら(笑)、背後の様子を窺っていたのですが、自分撮り用のレンズだと解像度が低くて、暗い所は見づらいんですよね。 

で…、その見づらいカメラ(自分撮りモードだから、画面に映った画像も鏡状に反転していて、更に見づらい)で観察していたら、一瞬、寝室に入って行く黒い影が映ったんです(^^; 
見間違いかなぁ?と思いつつ、モコちゃんの常駐場所を見に行くと姿がない。じゃあ、やっぱりあの影はモコちゃん?? 

早速、寝室を探索に。しかし、ざっと見渡した限りでは見当たりませんでした。念のため、ベッドの頭の方にあるカーテンを触ってみたけど、反応なし。あれ〜?見間違い??と思いつつ、ダンナのベッドの脇を覗いてみると…窓際の細い隙間にキジ色の毛皮がすっぽりはまり込んでいます(笑)。出来ればそっとしておいてあげたいのですが、玄関に近い部屋なので脱走の危険があるため、可哀想だけれど元の場所へ誘導することにしました。 

「あらら…モコちゃん。こんな所に居たのね」と声を掛けながら背中をなでると、動揺して前を向いたり後ろを向いたり、困っておろおろしています。触った感じでも見た目でも、明らかにチャーくんよりひとまわりふたまわり小さかったです。なでてあげても、まだ心を開けずに居るので、嬉しくも気持ちよくもないらしく、後ずさりして、今度は玄関の傘立ての脇に逃げ込んでしまいました。「ごめんね。モコちゃん。お外に出て迷子になっちゃったら困るから、あっちのお部屋に戻ろうね」 

その言葉が通じたのかどうかは解りませんが、モコちゃんは尻尾を下げて、身体を低くしながら、「みゃぁぁぁぁ〜〜」とか細く鳴いて常駐場所へ戻って行きました。今もパソコンの後ろの方でチリリリ♪と時々鈴が鳴っているので、時々穴蔵から出てきて毛づくろいでもしているのでしょう。 

あ〜あ。せっかくいつもよりご飯を食べてくれたのに、また嫌われちゃったかな。でも、里親探しの世話役さんが「以前、2ヶ月も篭城して、人の起きている間は全く姿を現さなかった子が、ある日突然甘えん坊に変身したことがあったので、モコちゃんもそのパターンかもしれない」とメールをくれたのがせめてもの救いです。2ヶ月にはまだまだ時間がありますから(^^ゞ