配当落日は決算日の1営業日前
配当落日とは、決算日の1営業日前のことを指します。
配当落日は権利落日とも呼ぶこともありますが、どちらも同じ意味です。しかし、権利確定日と権利落日(配当落日)は違いますので注意して下さい。
株をずっと保有していても、配当がつくのは企業により月日は違いますが、ある1日だけです。逆に言えば、その日にさえ株を保有していれば、株主として登録されて配当や優待がもらえます。
その株主として登録される権利が確定される日の翌営業日が配当落日(権利落日)です。
ここで注意していただきたいのが、「権利が確定される日」です。
実際に権利が確定されるのは、「配当落日(権利落日)の市場が始まる直前まで株を保有」していれば権利が確定されると考えたほうが理解しやすいです。
よって配当落日(権利落日)の前日に株を売ってしまった人には権利がありません。つまり、株式配当や株主優待をもらうためには、配当落日まで株式を保有しなければなりません。
この配当落日(権利落日)は、権利が落ちてしまったため、株の売り注文が出やすく、比較的株価が下落しやすい日ですので注意してください。 特に2月、3月と、8月、9月の月末近くに配当落日になっている銘柄が多く、日経平均などの指数までも影響を受けます。
そして、その指数の下落を受けて関係のない銘柄までもが下落する可能性がありますので注意してください。株初心者の方は覚えておくとよい事の一つと言えるでしょう。
ツナギ売りとは-株式投資で優待取りや配当取りにも使えるつなぎ売りの魅力
つなぎ売りを極めれば、株価が下がったとしても利益がでるという究極の投資法です。
つなぎ売りは、現物に信用取引を活用することで一時的な値下がりへのリスクヘッジができ、その他にも低リスクでの優待券のタダ取りにも使われています。
投資において、有利な戦略が組めるようになりますので、覚えておきたい手法です。
つなぎ売りのコツ
株の売買の基本である「買い」、その「買い」に対するヘッジ方法につなぎ売りというものがあります。
例えば、ある銘柄(貸借銘柄)を100円で10枚買ったとします。
それが200円になれば1000円の儲けです。
その利益を確保するため、その銘柄を売ったとしても、そこから更に株価が上がる場合もありますし、下げる場合もあります。
しかし、これ以上上がらないと見越して売ってしまえばその銘柄に対するトレードはそれでお終いになります。
なので、 利益を確保しながら同銘柄に空売り を入れます。
例えば、そろそろ反転しそうだなと思うときに200円で5枚空売りを入れます。
これがつなぎ売りです。
これ以上あがらないと思って売ってしまわずにこのつなぎ売りで様子を見ることが重要なのです。
全て売ってしまえば、前述したようにトレードは終了になるからです。