仕事は、相手の期待を超えれば次につながり、期待を下回れば二度と頼まれない。
たとえば、同じ仕事をしている2人のペンキ職人がいるとする。1人は効率よく丁寧に壁を塗り、仕上がりも美しく、依頼主が満足する出来栄えだ。一方で、もう1人は雑でムラが多く、作業も遅いため、完成した部分を見ても頼んだ側はがっかりしてしまう。この場合、前者は「また頼みたい」と思われ、後者は「もう二度と頼みたくない」と思われるだろう。
仕事とはこういうものだ。期待を超える仕事をすれば信頼につながり、次の依頼を生む。しかし、期待を裏切れば、チャンスはそこで途絶えてしまう。
今回の例では2人の職人を比較したため、「そんなの当たり前だろう」と思うかもしれない。だが、1人で仕事をしていると、自分の仕上がりが早いのか遅いのか、きれいなのか雑なのかを客観的に判断するのが難しくなる。そのとき評価するのは自分ではなく、お客様だ。
だからこそ、自分の基準を持つことが大切だ。今の自分と10分前、20分前の自分を比較し、より速く、より美しく仕上げることを常に意識する。この積み重ねが、お客様に選ばれ続ける仕事につながる。
