25:00。同郷の仲間と出会い、浮足立って帰り着きました。
ところ変わって、突然にも話は重くなります…。
寮にて、偶然同期の友人と出会い雑談。真面目かつ誠実なオーラ出まくりな彼。いい人の代名詞。女子人気は高い。
雑談は、この時期会社の人事異動が発表され、数人の同期の地方転勤が確定しており、内容はその送別会について。
お互いに転勤は無いことを確認し合ったのち、
今週金曜から来週まで多々ある送別会へ出席できない旨が、彼の口からこぼれる。
続けて彼は、関西転勤を断り、週末から来週まで休暇を取ると言う。
なんと、心臓に腫瘍が発見されたそうだ!
暗い廊下ではあったが、言葉のトーンから、心に詰まるものを必死に抑えている表情が感じ取れた。
原発性の心臓内腫瘍というのは極めて稀であるそう。基本は転移によって起こるものであり、心臓がんそのものは極稀であるとのこと。
聞くと、年末に過労で倒れ、その後のCT検査で心臓に影を発見。さらに精密検査で発覚したらしい。
まだ良性ではあるものの、身体中に血液を送りだす心臓に腫瘍があることは、次の1秒で悪質に変わり、命を脅かすことさえ有りうる。
結果として、それを取り除く手術をすることが決まり、休暇を取るとのこと。次週水曜予定。
担当医は経験が無く、セカンドオピニオンとして、アメリカと日本を飛び交う権威ある執刀医を紹介され、手術決定に至ったそうだ。
これはドラマではない、そういう人がいることに心から感謝した。
ただ一方、メスを入れることに100%の成功は無いし、成功してもそれなりに身体を弱らせるともいう。
この件は、家族と会社の上司のみしか公言していないと彼は言う。
また、彼は母子家庭の一人っ子。母親は、自分も死ぬなどと最近まで大変に取り乱していたらしい。
できる彼は、自分の中で処理してしまう傾向にあるが、日々の不安と手術日が近いことに気持ちが一杯になっていたのだろう。私に打ち明けてくれた。
いつも真っ直ぐに目を相手の見て話してくる彼だが、今日はほとんどなかった。
今は当たり前になっていたけど、いま生きてることは、母親のおかげだと妙に痛感していると言う。
仕事に追われ、それすらも視界からなくなったいたようだと言う。
「それなら、母親のためにも治して帰ってくるまで!転勤者送別会の次の週は、快気祝いだ!!」
辛くなったらまた話を聞いてな、と彼は言ってくれた。
言葉から伝わってくる表情から、涙をもらいそうになったが、無事を心から祈る。
私にできることは…、それなりにあるな。
ほんの少しでも力になれるのなら、私にできることをやります!!