結果から申し上げますと・・
「悪性だったということで、乳がんでした。」
といって胸の絵が書かれた紙に、この辺りにがんがあるよと書き示してくれます。
左胸に4つほど点を描き・・
「脇の下も検査させてもらって、こちらにも転移が見られました」
と左脇にも丸を2つほど・・
「ここは何個くらいあるのかはわからないけど最低でも2つ。もしかしたら3〜4個かもしれない」
「CTを撮って、詳しくは専門の先生に見てもらわないといけないけど、初見では他の内臓への転移はなさそうです。」
診断名としては「左乳がん+腋窩(えきか)リンパ節転移」となります
とここまで予想はしてたけど、大きな事実がどんどん突きつけられていきます
意外と心は平然
迫ってくる事実に1つ1つ「そうですか」と受け止めていく。
「ステージとしてはⅡ B期〜ⅢA期という感じですね。」
脇の下の転移がどれくらいあるかによって違うんだって。
「このステージⅢまでというのは、治していくことを目指す段階です」
「ステージⅣは治すことが難しいとされているけれど、治していくことを目指す段階なので、頑張って治していきましょう」と。
先生が「治していくことを目指す」と強めに言います。
なるほど、そうなんですね。
「たくさんお話ししてるけど大丈夫?続き聞ける?」
と一人で聞いている私を先生は気遣ってくれます。
「大丈夫です」
「じゃあ次にがんにもどんなガンっていう特徴があるのでそれをお話ししますね。」
異型度(がんのタチの悪さなんだって)
これは1・2・3あるうちの2
まあ、すごくタチが悪いわけじゃないけどいいわけでもない。
ホルモン感受性(女性ホルモンで成長するタイプがどうか)
エスロトゲンレセプター 陽性(中等度)
プロゲステロンレセプター 陰性
2つの違いはわからないが、これが陽性だとホルモン療法の対象になるんだそう。
HER2(ハーツー)遺伝子の発現(抗HER2役の治療対象か)
0・1・2・3あるうちの2なんだそう。
これはちょっと追加検査が必要とのことで今はわからないと。
Ki-67(増殖力の指標)
つまり進行するスピードが速いかどうか。
高め・低めとあって、少し高めなんだそう18.2%という数値。
専門用語がいっぱいでよくわからないけど、
とりあえずそんなに良い方のタイプではないのはわかった。
タイプによって、どんな治療をするのかが変わってくるということらしい。