間伐材魚礁調査～魚礁の効果を検証する～

神奈川県内水面試験場内生態試験池における『間伐材魚礁』の調査をしました。


魚礁の取り上げ


手造りの箱へ間伐材を組んで沈める


ギバチ


ミヤコタナゴ、アブラハヤ、アメリカザリガニ、ヌカエビ、カワニナなど多くの生き物が利用している


アメリカザリガニは生態試験池へ戻さず、試験場内飼育生物のエサに


間伐材魚礁はやまゆり号へ


魚礁から採集した生き物は総出でソーティングして測定

間伐材魚礁調査の結果

・魚礁は多くの生き物が利用する。

・魚礁の底に泥がたまってしまうと入り込むスペースの減少や酸欠になり利用する生き物が減少する。

・年に２～３回(場所により異なる)定期的なメンテナンスが必要

など間伐材魚礁の効果や課題がわかった。

実際にこの間伐材魚礁は生田緑地のホトケドジョウのビオトープなどで設置され、ホトケドジョウの越冬場所やアメリカザリガニの駆除器として成果をあげています。