ここで紹介する先生や登場人物が小林(こばやし)というわけではない。
単にタイプミスしたものをそのままテーマ「こばやし」として使っているだけである。
まあ、それくらいどうでもいい内容の記事ってこと。
ぼくはとにかく職業:教師という連中が嫌いで、まるで信用していない。
それははっきりと言える。
小学2年生の時、ある日の給食の時間のことだった。
担任の先生(女)も、教室で皆と一緒に給食を食べることになっていた。
その日の給食の献立は覚えていないが、一つだけ確実に覚えている食べ物がある。
それは、ぼくらのクラス全員のこれからの楽しい給食の時間を、とても嫌な時間に変えてしまった食べ物だった。
先生は、自分に配られたトレーを見て、あるものがないことに気づく。
先生「先生の分のウズラの卵(フライ串)はどうしたの?」
生徒一同、えっ?と驚き、誰かが多く取っているのではと思い、自分のトレーを、隣の人のトレーを確認する。
皆、一串ずつしか取っていない。
このとき、誰かが「先生の分はありません」などと言ってしまったのかもしれない。
教室内が一瞬笑いにつつまれたのをなんとなく覚えている。
しかし、この後、先生は淡々と、なぜ自分の分がないのか?と言い続ける。
多くは、先生がギャグを言って皆を笑わせようとしているのかと、笑いながら聞いていたのだが、段々とその笑いは消えていった。
先生は本当に怒っていたのだ。
続けて、先生は皆に給食を食べることを止めさせる。
なぜ、一人も先生のところに持ってくる子がいないの?
そういう心遣いをしてくれるやさしい生徒はこの教室には居ないの?
すぐに給食室へ行って足りない分をもらってくるような子はいないの?
今日の給食当番は誰?
なんですぐにもらってこないの?
……。
もうこの辺から、前に呼び出された給食当番をはじめ、静かに泣く子、多数。
ぼくはこのとき、いい加減に給食を食べさせてよ、昼休み終わっちゃうよ、ドッジできなくなっちゃうよ、などと考えていた。
キーンコーンカーンコーン
その音を聞いた瞬間、誰ともなくあーという声とため息。
それを聞いた先生がまた怒り始める。
なに?そのため息。
「あ~あ、終わっちゃった」って。先生はもう情けないわよ。
こんなに人のことが考えられない子ばっかりだなんて。
結果として事態は収拾しないまま、給食の時間は5時間目の授業にずれ込んで、10分だけ与えられた。
当然、その後の午後の授業も、HRも、皆沈んだ表情で迎えることになった。
……。
ウズラの卵フライ串ですよ。
最近あまり見かけないような気がするけど、どうなんだろう?
ま、そんなことがあった小学2年生の思い出。
嫌なことだけはよく覚えてるよね。人って。