ルネサンス期を代表するイタリア人画家ラファエロ(1483~1520)がミューズ(ギリシャ神話の文芸、音楽などの女神)の顔を描いた習作が8 日、ロンドンの競売商クリスティーズで競売にかけられ、英紙タイムズによると、16~18世紀の巨匠の作品をめぐる競売としては史上2番目の高値となる約 2916万 ポンド (約41億9100万円)で落札された。
クリスティーズは同日、オランダの画家、レンブラント(1606~69年)が描き、過去40年間公開されなかった男の肖像画も競売にかけ、同5番目の高値となる2020万 ポンド (約29億円)で落札された。
ラファエロは予想価格を大きく上回り、英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は「絵画市場は経済の沈滞など吹き飛ばした」と指摘。16世紀初頭、ローマ法王に委託され、この習作を経てバチカンで描いたギリシャの神々の絵は、ラファエロの最高傑作とされる。
この時代の作品の最高落札額は2002年のルーベンスの宗教画で、約4950万 ポンド 。
日刊スポーツより
どんな人が落札したのでしょうか?