【ムンバイ=児玉浩太郎】インド西部ムンバイで発生した同時テロで、関係会社の社員が事件に巻き込まれた丸紅ムンバイ支店の入るビルの男性警備員(37)が29日、同ビル周辺でも激しい銃撃戦があったことを証言した。  このビルは犯行グループが立てこもったトライデントホテルから東へ約100メートル。周辺には各国の企業の事務所が密集している。

 警備員によると、支店周辺で銃撃があったのは26日午後11時過ぎ(現地時間)。三井丸紅液化ガス社員の津田尚志さん(38)が殺害されたトライデントホテルなどへの襲撃が始まった約1時間半後だった。

 黒い布で顔を覆ったテロリストらは同支店前の通りで自動小銃を無差別に連射。通りにいた十数人が次々とビルに逃げ込み、まもなく入り口のシャッターが閉められたという。

 事件後、丸紅ムンバイ支店を含めビルに入っている多くの事務所は休業している。

2008年11月29日12時54分  読売新聞)
 
外国って行かない方が良いね